『虎に翼』大学生になった優未の“研究内容”に視聴者ザワザワ… 「なんで」「意外性ありすぎ」

朝ドラ『虎に翼』で、寅子(伊藤沙莉)の娘・優未(川床明日香)が大学院に進学し、研究内容が明らかに。その動機に思いを馳せる人も。

NHK

NHK連続テレビ小説『虎に翼』では9日、第24週がスタート。第23週から物語が一気に5年進み、Xでは、寅子(伊藤沙莉)の娘で大学院生となった優未(川床明日香)の研究内容が反響を呼んでいる。


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■優未は大学院生に

1963年(昭和38年)12月、8年に及んだ原爆裁判が終わった。それから5年後の1969年(昭和44年)、多岐川(滝藤賢一)は病を患って療養に専念。久藤(沢村一樹)は東京家庭裁判所の所長を務めており、寅子は家裁の少年部部長に。桂場(松山ケンイチ)が最高裁判所の長官に就任する。

星家では、朋一(井上祐貴)が結婚して寅子に初孫が誕生。大学院生となった優未は、寄生虫の研究をしていることが明らかにされた。

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■「意外性ありすぎ」

寅子や航一(岡田将生)、朋一ら、周囲に法曹関係者が多い中で、寄生虫を研究することになった優未に、Xでは「なんで寄生虫? 道男の寿司で食中毒でも発生したんだろうか? アニサキス?」「優未ちゃん寄生虫の研究してんの!?」「優未ちゃん寄生虫の研究してるの意外過ぎてなんかワクワクしてしもた」「ちょっと意外性ありすぎ」と驚きの声が。

また、優未の父・優三(仲野太賀)や、優未自身も緊張するとお腹を下す体質だったことから「同じように大変な思いをしている人の役に立てたら。って思って道を選んでいたら泣くよ」「原因を突き止めていったら寄生虫にたどり着いた、て感じかな」「腹痛について突き詰めて勉強していった結果、寄生虫に辿り着いた…みたいな?」と動機を推測する人もみられた。

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■「何が悪い!」の声も

なかには、劇中で優未の研究に「寄生虫!?」と驚くようなナレーションが入ったことに、「女子が寄生虫の研究をして何が悪いんだ?」「女子が! 寄生虫の研究して! 何が悪い!」と疑問の声も。

ただ、当時の女性の4年制大学進学率は5.8%、大学院進学率は2%を下回っていたこともあり、「現代の感覚で女子が寄生虫の研究して何が悪いんだ? という感覚だけど、当時は法曹よりハードルが高かったんじゃないかと思う」「寄生虫の研究でナレが入ったのは、ヘンという意味ではなく、それまで作中に生物や寄生虫方面に興味を持っているという描写がなかったからだと思うな」「どうしてどういった経緯で!? みたいな感じで受け取ったんだけど…」といった指摘もみられた。

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■史実のモデルは…

実際、寅子のモデルとなった三淵嘉子さんの長男・和田芳武さんは寄生虫の研究者だった。

法政大学の島野智之教授によると、「当時、多くの人が苦しんでいた風土病の克服に尽力。フジイヨコツブレダニは和田先生の新種記載」「当時まだまだ風土病と呼ばれている、地域固有の日本住血吸虫やツツガムシなどが原因不明として多くの人が悩まされていた。日本の亜熱帯地域にはフィラリア症が残されており、多くの人の命を救う研究に邁進された」という。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ

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