いけないと分かっていながら… 約5割が「電車」でしてしまった迷惑行為とは
電車が遅延するなど迷惑がかかる上に、自分自身も危険な場合がある行為。
ドアが閉まる瞬間に駆け込み乗車することは大変危険で、周囲にも迷惑をかける行為である。しかし急いでいるときなどに、つい駆け込み乗車してしまった経験がある人も多くいるようだ。
■約半数「駆け込み乗車の経験あり」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女632名を対象に実施した調査では、全体で54.7%が「電車のドアが閉まる瞬間に駆け込み乗車した経験がある」と回答した。
多くの人が忙しい日常の中で次の電車を待つ余裕がなく、つい駆け込み乗車してしまっているようだ。
■仕事で遅れそうになり
遅刻しそうになり駆け込み乗車してしまった30代男性は、「ある朝、仕事に遅れそうになったとき、ドアが閉まりかけている電車を見てとっさに走り出しました。なんとか間に合って電車に乗り込んだのですが、冷静になると駆け込み乗車だと気づいてとても反省したのを覚えています」と話す。
駆け込み乗車に対しては批判的に見ていたようで、「本来の私は駆け込み乗車してくるような人に対して、冷たい目を向けるようなタイプなんです。危険ですし、電車の出発が遅れると他の乗客に迷惑がかかりますからね。それなのに自分がやってしまうとは、思いもしませんでした」とも話していた。
■アナウンスで注意されて
駆け込み乗車した結果、アナウンスで注意されてしまった20代女性は、「ホームに電車が来ていたので、急いで電車に乗り込んだんです。自分が乗り込んだ後にドアが閉まったのですが、その後に車内アナウンスで『駆け込み乗車は危険ですのでおやめください』と注意されてしまいました」と当時を振り返る。
それから反省をしたようで、「そのときは本当に恥ずかしかったですし、なにより自分の行動が周囲に迷惑をかけていることに気づかされました。それ以来、どんなに急いでいても無理をせずに次の電車に乗るようにしています」と続けた。
■駆け込み乗車で遅延
Xでも駆け込み乗車した人からは、「駆け込み乗車して、ドアに挟まれてしまった」や「ひさびさに、駆け込み乗車してしまった」などの投稿があった。
しかし駆け込み乗車で迷惑をかけられた人もおり、「駆け込み乗車したやつのせいで、遅延して特急乗り換え間に合わず。本当に、バカなんじゃないの」と不満を漏らしていた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女632名