1週間閉め忘れた冷蔵庫、中身を見てゾッとするも… 裏に隠れた「命の危機」で二度驚く

1週間ぶりに帰った我が家の冷蔵庫に異変が。どの家庭でも起こり得る非常事態に「これは怖い…」と、驚きの声が相次いでいる。

■変わり果てた冷凍室、中で動いていたのは…

ことの経緯をめぐり、ポスト投稿主・ジャッキーさんは「1週間ぶりに家に帰って玄関に入った途端、明らかな異臭が漂っていました」「部屋に入って冷蔵庫の方を見ると、冷凍庫の扉が閉まっておらず、腐敗臭がしていました」と振り返る。

やはり、筆舌に尽くしがたい「凄まじい」光景が広がっていたそうで、「中の食材は腐り、ハエなどの虫が活発に動いていました。床は水浸しになり、黒ずんでおり、目を背けたくなるほどでした」と、当時の様子を生々しく語ってくれた。

開けっぱなしの冷凍庫

反省しつつ、掃除の準備に取りかかったジャッキーさん。しかし、あまりの惨状を目の当たりにしたことから「どこから手をつけていいのか分からず、しばらく立ち尽くしていました」とも振り返っていたのだ。

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■「拭かないと危険な箇所」があった…

その後なんとか立ち直ったジャッキーさんは、マスクと手袋を着用。腐敗した肉などの食材をゴミ袋に入れ、空になった冷凍室を浴室に持って行き、シャワーで洗浄したそうだ。

さて、このような事態に遭遇した際は、どのような措置が必要になるのだろうか。

取材を快諾してくれたJEMA担当者は写真を確認し、「冷凍室のドアを開けたまま長期間お出かけになられたような場合、食品の傷み・消費電力量の増加・融けた水分により庫内が水に浸ったり、水がこぼれて床面が傷む…などの問題が発生する可能性があります」と分析。

消費電力量の増加については、「データはありませんが」と前置きしつつ、「冷凍室のドアを開けたままでは庫外から入ってくる暖かい空気を冷やすことになるため、ドアを閉めたまま冷やすより、消費電力量が増加すると考えられます」と、そのロジックを説明してくれた。

再度使用する場合については、「ドア、ドアパッキン、ケース等を外して水気をふき取り、しっかりと乾かした上でご使用ください」「また、電源コードや背面等もしっかり拭いてください。特に電源プラグは、一度電源プラグを抜いて水気をふき取り、しっかりと乾かした上でご使用ください」と、注意を促している。

腐った食材の視覚的ショックや、悪臭に意識が集中しがちなシチュエーション。しかし、JEMAが注意を喚起するように「目立たない箇所」にこそ、「感電」のように、命に関わる危険が潜んでいるのだ。

万が一遭遇してしまった際は、重点的にチェックしておきたい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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