“Amazon配達員いじめ”と炎上した高級マンション内の警告文 「約2年前から掲示」と管理会社は説明

「美観を損なう」「警察に通報」とAmazon配達員に警告したマンション管理会社に話を聞いた。

渋谷区の某高級マンション

「Amazon配達員を虐(いじ)めすぎ」「これは酷い」「明らかな職業差別」──。

3LDKの賃料約45万円という高級マンション内に掲出された「1枚の警告文」が、いまSNS上で炎上している。警告文は建物に出入りするAmazonの宅配業者に対して書かれたものだ。建物の管理会社に事情を聞いた。


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■「Amazon宅配業者へのお知らせ」

8月末、Xの一般ユーザーが写真投稿したのは、東京・渋谷区内の高級マンションに張り出された「Amazon宅配業者へのお知らせ」と表題のついた注意喚起ポスター。

そこには「建物の美観を損なう恐れのある『角バッグ又は籠等』を使っての館内配達は禁止です。損傷の恐れある行為として警察に通報します。 ※防犯カメラ作動中」との記載があり、写真はエントランスのインターホン周辺で撮られたものだ。

投稿者は「Amazon配達員を虐めすぎ」とコメントを添えている。

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■炎上状態に…

この投稿は約1万リポスト、約7万いいね、約1400万回表示されており、「なに様やねん」「配達員に優しくない住宅」「何度読んでも『配達する=美観を損なう』が理解できない」「配達員にドレスコード求める時代になったのか」と、不快感を示すユーザーが続出。

また、現役配達員と思われるアカウントから「配達の仕方が良くなかったりルール守ってないとこうなる事が…」「雨の日はレインコート脱いで入館しろとか、ウーバーだけ入館拒否される建物あります」という解説的コメントも複数上がっており、物議を醸し続けている。

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■管理会社を直撃

大量のチラシ投函行為や敷地内での喫煙など、明らかな「迷惑行為」への警告文はよくマンション、アパートでも目にするが、Amazon宅配業者だけに対し“強めの圧”をかけるケースは珍しい。

宅配業者のマナー違反行為が頻発している可能性もある。事情を聞くため、同マンションを管理する東急コミュニティーに取材を申し込んだ。

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■「逸脱した表現があった」