冷却期間3ヶ月を経て、元カレとの“復縁計画”実行! 彼の優しい声と言葉に泣きそうになる…
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・こいでまほが、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
ものまね芸人・こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。
40歳手前で大失恋しマッチングアプリ生活に出戻り。まだ全然忘れられない元カレ・えびおくんとの復縁計画と婚活の二刀流をやり、3ヶ月経ちました。
いよいよ復縁計画・実行の時。冷却期間をちゃんととって、成長をした姿を見せること。復縁サイトにそう書いてあったので「大きなテレビ番組の出演の連絡をする」これを目標にしていました。そして、いよいよ決戦の日がやってきました。
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■めちゃくちゃ緊張
3ヶ月間よく耐えた、がんばった。復縁サイトと復縁YouTuberにどれだけお世話になったことか。私は、ゴールデン番組出演を達成していました。たまたまかもしれないけれど、目標達成に強い気持ちはやはり必要だと今後の自信にも繋がったように思います。
これを口実に、オンエア前日に元カレ・えびおくんに連絡することにしました。めちゃくちゃ緊張する。別れるとき「好きだけど結婚したくない」と振られた私。「まほちゃんといると成長できない」「もっとしっかりしてほしい」など、色々と言われましたが、もう、私は変わったのです。自信をもって連絡すればいい。
でも、その前に…ともう一度復縁サイトや復縁YouTubeを見まくり、台本を作ることにしました。どうやら「私は、あなたのおかげで成長できたの、ありがとう」「あのときは未熟であなたの気持ちに気づけなかった、ごめんね」このセリフが必要ということが判明。このまま丸々いただこう。電話でなんとか会うところまでもっていこう。会ってしまえばこっちのもの! そう思っていました。
■相変わらず仕事ばかりだけど…
土曜日。一番えびおくんがスマホを見る可能性が高い曜日。私はビビって電話ではなく、とりあえずLINEを送ることにしました。3ヶ月ぶりなので万が一、LINEをブロックされてるなんてことになっていたら終了だから。一通のLINEで様子見。復縁のプロたちの言う未練を感じさせない「明るいLINE」を心がけました。「久しぶり! 元気?」とだけ送信。ドキドキしながら待っていると、数時間後に返信が来ました。
「相変わらず仕事ばかりだけど、元気だよ」。私は、このLINEで確信しました。イケる、と。まず、絵文字つきだったのと、雰囲気からして機嫌が良さそう。また「相変わらず仕事ばかりだけど」この文章から、俺には彼女はできてないよ、とまで聞こえてきました。「ちょっと報告があるから、電話できる?」よし、送信。“報告”なんて、いかにも相手が気になる言葉を使っちゃったけれど、えびおくんなら大丈夫。「今、いいよ」ほらね! いよいよ電話することとなりました。
コールが数回鳴って出たえびおくんはいたって普通。でも、普通な雰囲気にホッとしました。まずは、報告と言ったのでテレビのことを言わないと。いつも私に注意ばかりしていたえびおくん。成長できないなんて言われたけれど、どうだ! という感じの勢いで報告をすると「おめでとう」と、想像以上の穏やか声。「すごいね、よかったね」え…優しい。すごく温かい。自慢っぽく報告した自分がちょっと恥ずかしい。そうだ、えびおくんってそういう人だもんな、私の良いお知らせには、いつも喜んでくれていた。そんな気持ちを思い出し泣きそうになっていました。
■ほぼ無理矢理
そこから近況報告をし、1時間ほどおしゃべりが続きました。いい感じのなか「やっぱりえびおくんも未練あったんだ…」と、また湧いてくる自信。そろそろ言おう、あの復縁のプロたちに教えてもらったセリフ。「私は、えびおくんのおかげで成長できたの、ありがとう」「あのときは未熟でえびおくんの気持ちに気づけなかった、ごめんね」。
…。あれ? もしもし? えびおくん、黙ってしまいました。なんで? このセリフは絶対必要で彼に刺さるって書いてあったのに! やっと聞こえてきたえびおくんの声は「ふーん…」だけでした。え、なんか感じ悪い。でも、ここでイラッとしたら3ヶ月がんばってきたのが水の泡。ここでデートに誘ってしまえ! 大丈夫。イケる。
「今度、休みの日、お茶しませんか?」。緊張しすぎて急に敬語。そして、お茶って。でも言えました、とにかく会う方向にもっていかないと。その意思は伝えました。すると、少しの沈黙があって「…土曜日なら…」とえびおくん。
やった! 彼の沈黙とまったくテンションが上がってない様子は気になりましたが、これが私の成し遂げたかったこと。万歳! ここでガツガツすると悪い方向に行く気がしたので電話を切ることにしました。成功した、会えることになった…!
■爆発寸前の期待
ここからは、楽しいLINEをコツコツする計画に移行しました。これも私が勉強してきた作戦のひとつ。会う日が楽しみだと思わせないと。最初は「お仕事、おつかれさま」とだけ送ったり、「ここのお店、美味しかった」など、短いLINEを送っていました。するとだんだん、えびおくんも「今、仕事終わった」や「ここも美味しかったよ」など返信をくれるようになっていました。まさに<復縁までのカウントダウン>がはじまっています。
いつも私発信のLINEでしたが、ある日、えびおくんからきていました。会社で認められてホームページに載ったんだ、との嬉しい報告。私はすぐに、スマホ検索病。「嬉しい報告 送る 男性心理」。すると「あなたのことが好きだから」と、出ました。
この日から頭の中は、会った時のことでいっぱい。なんてドラマチックなんだろう。楽しみすぎる。そういえば、土曜日、とだけ言われて、具体的な日程はまだでした。月日が経つのはとても早く、もう電話してから1ヶ月経とうとしてました。LINEも何時間も続くようになっていたので、来週か再来週はどうかと聞くと、どっちでもいいと返事がきました。場所も今まで会ってきた場所ではなく、新鮮な雰囲気の所に行くといいとサイトに書いてあったので「豊洲」を提案。「楽しみ」とまでLINEが返ってきました。もらった、もう、もらった!
いよいよ会う日。朝から嬉しすぎて、どこにも出さない動画まで回してしまう私。ルンルンで待っていると、登場した彼の姿に、あれ? なんか…かっこよくなくなった? こんなだっけ? そして、なんとか終電を逃そうと色々と試みるも…思ったとおりにならない!? 続く!
◆こいでまほ
太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。
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(文/Sirabee 編集部・こいで まほ)