セントラル・リーグ優勝争いを伊東勤氏が独自分析 「ジャイアンツが本来の力を…」
伊東勤氏が広島東洋カープと読売ジャイアンツを中心に混戦となっているセントラル・リーグの優勝争いを独自予想。最も有利なのは?
元西武ライオンズ・千葉ロッテマリーンズ監督の伊東勤氏が自身のYouTubeチャンネル『110チャンネル』でセントラル・リーグの優勝争いを独自分析した。
■広島と巨人が優勝争いの軸?
伊東氏はセ・リーグの優勝争いを「広島東洋カープと読売ジャイアンツの2球団が軸になる」という見方を示す。
ここまでの戦いぶりについては「両チームとも、落ちそうだなというとこから踏ん張って、同じような状況で、ここまで来てると思うんですよ」と持論を展開。
続けて「それがこのゲーム差になっている。直接対決でも良い試合をしていましたし」とコメントした。
■広島にホームアドバンテージ
今後の優勝争いのポイントについて伊東氏は「この2チームを占うにおいて、ジャイアンツのホームゲーム、東京ドームの対広島戦は、もうないんですよね」と指摘する。
話を聞いた松本秀夫アナウンサーが「そうなんです。残り6試合が、全部マツダスタジアム。マツダではカープが、4勝1敗で引き分けが2つ。やっぱりホームアドバンテージがありますね」とコメントした。
すると「ますます佳境に入って、ファンの人たちも、広島の人たちも熱くなるでしょうから、今まで以上の熱狂。 チームプラス、お客さんも熱くなりますよね」と伊東氏は語った。
■有利なのは…
伊東氏はさらに「そういう環境のなかで、ジャイアンツが本来の力を出せるかっていうのもね、すごく見物ですけど、6試合を残してるのは、広島が有利だと思いますね」とコメント。
松本アナが「ジャイアンツは阪神とも4試合残していますが、全部甲子園なんですよね」と紹介すると、「これもジャイアンツにとったら、プラスではないと思いますね」と指摘する。
また「ゲーム数もジャイアンツは広島より5試合多く消化していますから。このあたりが最後どうなってくるかなんですけど、最後、しめるところはホームでやりたいですよね。これが敵地でと考えると、やりづらいかなという感じはしますね」と語った。
その後同氏は阪神タイガースの動向や横浜DeNAベイスターズを含めたセ・リーグの今後について、自身の豊富な優勝経験を踏まえながら持論を展開した。
■巨人が首位に浮上
優勝候補の最右翼に挙げられた広島だが、29日の中日ドラゴンズ戦に敗戦。雨のため試合が中止になっていた巨人が首位に浮上した。
現状でもマツダスタジアムで直接対決を残し、試合数が多い広島が有利という見方が多数だが、巨人がここから勢いに乗る可能性も。先の見えない混沌とした争いが続いている。