「異にする」の正しい読み方を知ってる? 約4割が「いにする」と誤読
「 異にする」はなんと読むか分かりますか?
一見簡単な漢字でも、送り仮名が付くと読めなくなってしまう人も多いのではないでしょうか。あなたは「異にする」という言葉をを正しく読むことができますか?
■「異にする」って何と読む?
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女709名を対象に「異にする」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、「いにする」と読むと答えた人が全体で44.8%。続いて、「あだにする」と読むと思うと回答した人が14.1%でした。
「異」は音読みで「イ」と読みます。「異変(いへん)」「異常(いじょう)」などの言葉に馴染みがあることから、読みかたを勘違いしてしまった人がいるかもしれませんね。
また、「害を及ぼす」という意味で「仇する(あだする)」という言葉があります。
■正しくは「ことにする」
なお、「異にする」の正しい読みかたは「ことにする」。
編集部の調査では、全体で41.0%の人が正しい読みかたを回答していました。
■「異にする」の意味は…
「異にする」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)では、以下のように記載されています。
例:「趣を異にする」「考えを異にする」
②際立って特別である。
例:「幼時から才を異にした秀才」
日常生活で使用する場合は「友人と意見を異にする」といった使いかたをします。
■名詞「異(こと)」が入った複合的な言葉たち
ちなみに、「異(こと)」には、「それぞれ別々なさま」「まちまちなさま」を意味する「異(こと)なる」という言葉がありますが、じつはこれは「ことなる」という動詞ではありません。
「別のもの」「他のもの」を意味する名詞「異(こと)」のあとに、断定を意味する「である」と同じ意味の「なる」が付いています。
また、「異にする」も「異なる」と同じく、名詞である「異(こと)」が入った言葉。知らなかった人は、ぜひこの機会に覚えておきましょう!
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(文/Sirabee 編集部・丸井 ねこ)
調査対象:全国10代~60代の男女709名