「一世一代」ってなんと読む? 簡単な漢字なのに約7割も誤読していて…
「一世一代の大仕事」なんて使い方をしますが、「一世一代」の読み方、正しく理解していますか?
日常的に使ったり聞いたりする言葉でも、漢字にすると意外と読めないことも…。あなたは「一世一代」を正しく読むことができますか?
■「一世一代」って何と読む?
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女709名を対象に「一世一代」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、「いっせいいちだい」と読むと答えた人が全体で69.8%、続いて、「いちよいちよ」と読むと思うと回答した人が0.9%でした。
■正しくは「いっせいちだい」
なお、「一世一代」の正しい読みかたは「いっせいちだい」。
編集部の調査では全体で29.2%の人が正しい読みかたを回答していました。
■「一世一代」の意味は…
「一世一代」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)では、以下のように記載されています。
例:一世一代の大仕事②役者などが、引退などの前に一生の仕納めとして演じる晴れの舞台。舞台納め。
例:一世一代の熱演[補説]この語の場合、「一世」を「いっせい」とは読まない。
また、類語に「一世一度(いっせいちど)」がありますが、こちらは「一生にただ一度であること」という意味で、ほぼ同じです。
■「一世」だと「いっせ」と読むことも
約7割の人が「いっせいいちだい」と間違えて読んでいたことが分かりましたが、「一世」と二字熟語になると、「いっせ」「いっせい」どちらでも読むことができるようになります。
「一世(いっせ)」
「夫婦—の別れが泣かずに居られましょうか」〈紅葉・二人比丘尼色懺悔〉③(子を二世、孫を三世というのに対し)その人の一代。
④(孫の代までを二世、曽孫 までを三世というのに対して)父から子への一代。父子一代。
「一世(いっせい)」
例:一世に名を馴せる。一世の雄③一人の君主・家長が国や家を治めている間。一代。
④移民や開拓民などの最初の代の人。
例:日系一世
⑤同じ血統や同じ名の法王・王・皇帝などの中で、最初に即位した者。第一代。初代。
例:ナポレオン一世
読み方によって意味も変わってくるため、知らなかった人はぜひこの機会に覚えておきましょう!
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(文/Sirabee 編集部・丸井 ねこ)
調査対象:全国10代~60代の男女709名