古市憲寿、桂ざこばさんを追悼 「人って始められるんだなって…」
古市憲寿さんが『めざまし8』で、落語家・桂ざこばさんを追悼。脳梗塞後も努力を続けた姿に敬意を表しました。
22日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、6月12日に亡くなった落語家・桂ざこばさんのお別れ会の様子が報道されました。
ざこばさんの娘で女優の関口まいさんのスピーチを受け、社会学者の古市憲寿さんは在りし日の姿を思い浮かべながら、追悼の言葉を述べていました。
■お茶の間に愛された人気落語家
ざこばさんは今年6月、喘息のため76歳で亡くなりました。お別れ会には、ファンなど約400人が訪れ、ざこばさんの落語が流れる中、花を手向けました。
上方落語を代表する落語家として活躍し、ユーモアのある語り口で多くのテレビ番組にも出演、お茶の間に愛されたざこばさん。後進の育成にも力を注ぎ、幅広い分野で親しまれていました。
■脳梗塞に倒れた後も「努力の人」
会場では、次女の関口まいさんがざこばさんとの思い出を語り、「数年前に脳梗塞になりまして、落語ができなくなってしまいました…」と涙をこらえるような表情を見せていました。
続けて、「そして『もう一回頑張るんや!』と言って、70歳を超えてから一から落語を覚え直し始めました」と、故人のたゆまぬ努力についても言及しました。
■池乃めだかと「戦友」だった
ざこばさんと親交のあった池乃めだかさんは、「(ざこばさん)『めーちゃん、俺とはライバルか?』(池乃さん)『とんでもない、ライバルなんておこがましい。言うたら戦友ちゃいます?』と…それ、覚えてますねん」という会話があったことを振り返っていました。
スタジオでは、倉田大誠アナウンサーが、「古市さん、落語会だけでなく、本当に多くの方に愛された方だったんだなと改めて感じますよね」と古市さんに問いかけました。
■古市「自分なりの落語を作った方」
古市さんは、「そうですね、人々からも、もちろんテレビでも人気者でしたし、師匠の桂米朝さんってどちらかというと理知的で大人しいタイプの落語だと思うんですけど、ある種、それを壊してというか、尊敬がありながらも自分なりの落語を作った方だと思うんですね」と考察。
続けて、「でも70から病気した後に覚え直すって、なかなか…そこで諦めちゃうところを、もう一回そこでやるんだっていう、『人って始められるんだ』って思わされちゃいますよね」と、敬意を表していました。
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(文/Sirabee 編集部・星子)