“性的興行”と槍玉に挙がる制服・浴衣撮影会、「現場の様子」を参加者に聞いた

地元市議会議員から批難の声が挙がった「制服・浴衣撮影会」。イベント当日、記者も現地に行ってみたところ…。

鴻巣

廃校を利用した「制服・浴衣撮影会」が「性的興行」「性の商品化」と槍玉に挙がった。その内部は一体どんな状況だったのか。参加者にリアルな感想を聞いた。


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■女性市議の投稿

ことの発端は、埼玉・鴻巣市の廃校で民間企業が企画中していた「制服・浴衣撮影会」に対し、9日に地元市議がX上で指摘したこと。

廃校は市管理とあり、女性市議は「性の商品化の中で若い女性・制服・校舎という組み合わせが利用されることに対する行政の意識の希薄さに愕然とする」と批難したのだ。

その後、12日になって大手新聞社が「性的興行」というワードをタイトルに添え本件を報道。しかし、いずれもXでは“炎上”状態となり、「何がいけないの?」「流石に言い過ぎ」「潰しに掛かるとは恐ろしい話」とネット上では反発の声が相次いでいる。

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■「健全」と話す参加者

そんな経緯があった後、撮影会は13日〜15日に渡って開催。sirabee編集部は、イベントに参加した30代アマチュアカメラマン男性に後日話を聞いた。会場ではその報道を気にする参加者が一部いたものの、活気があって和気藹々(あいあい)としたムードだったという。

「校庭には縁日を模したブースができており、そこでは浴衣モデルが撮影対応。校舎側では制服姿のモデルが撮影に応じていました。モデルの大半は普段ステージ上で歌って踊る清純派アイドルたちなので、ポージングや衣装もじつに健全。スタッフも暑さ対策でうちわを配るなど、満足度の高いイベントでした」と回顧する。

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■女性カメラマンの姿も

女性市議は、「制服を着た若い女性がモデルとなりそこに一日最高4万円を払った多数の男性達がカメラを持ち集まる」と記していたが、前出の参加者男性は「学生をはじめとする若手カメラマンや、女性カメラマンが意外と多いんです。そのアイドルグループを以前から推している人たちで、撮るたびに『かわいい!』『いいポージングだね』と声をあげ交流していました」と、現場の様子を説明。

市議の投稿については「金を持ったおじさんが若い子にたかっていると邪推したのでしょうね。そんなアングラなイベントではないです(笑)」と、真っ向否定する。

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■会場にいた「市職員」の姿