谷原章介、“熱なしコロナ”流行に疑問 「どのように自己判断すれば…」
谷原章介さんが“熱なしコロナ”の自己診断基準について医師に質問し、医師が受診のタイミングや検査の重要性を解説しました。
15日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、発熱を伴わない“熱なしコロナ”の患者が増加している問題について報道しました。
この夏、感染が再拡大しているとのことで、司会の谷原章介さんは受診する際の「自己判断基準」について質問をしていました。
■“熱なしコロナ”の患者が急増中
今夏、高熱が出ないコロナ、いわゆる“熱なしコロナ”の患者が急増しているとのことです。
同番組が取材した都内のクリニックでは、検温で36.4度だった男性がコロナに感染していると判明。男性は、熱はないが鼻水や咳の症状があり、抗原検査をしたところ新型コロナが陽性だということが分かったそうです。
同クリニックに来院した患者の中で、「3分の1くらいは熱がない、熱が高くはない」状態でコロナと診断されたそうで、高熱の出ないコロナが広がっていることが伺えます。
■熱がないことで感染リスクが拡大
医師によると、現在主流になっているのは「KP.3」という変異株。免疫をかわす力が非常に高く、あっという間に広がってしまったといいます。熱がないことで感染していることに気が付きにくく、周囲に感染させてしまう恐れもあるようです。
熱なしコロナは、熱はないものの、「喉の痛みや咳や鼻水、倦怠感、頭痛、関節痛」などの症状がみられるとのこと。
流行中のマイコプラズマ肺炎やインフルエンザは発熱を伴うものの、症状自体は似ており、医師は「最初の1日が大事で、無理をせずに様子を見る、1日経ったところで方向性が出てくることが多いので、自己検査をする、もしくは受診をしていただく」と推奨しています。
■検査が早すぎると偽陰性になることも
谷原さんは、「自分自身で体調の違和感を感じる方が出てくると思うんですけど、そういう方が、どのように自己診断といいますか、病院に行こうか行くまいかという判断はどうすればいいんですかね」と医師に質問。
医師は、基本的には受診を考えていいとしながら「熱なしコロナなんかは、あまり検査のタイミングが早すぎると、とくに抗原検査は偽陰性になることが多いので」と解説。
続けて「最初の検査をやってもいいんですけど、その後、2日程度した後に、熱はなくても倦怠感等の症状があれば、やっぱりコロナの可能性があると考えて、2日目3日目4日のところで2回目の抗原検査をやる…」と話し、抗原キットを手元に確保しておくことを勧めています。
■「適切な時期に適切な治療を」
谷原さんは、「違和感を感じてすぐではなくて、数日様子を見てから検査をして、陽性だった場合は受診したほうがいいってことですか?」と、問いかけ。
医師は「そうですね。最近陽性でもなかなか受診をしないという方もいると思うんですけど…」「コロナを取り巻く環境も治療薬も変わってきています。考え方をアップデートしていただいた方がいいかなと思います」と話し、「適切な時期に適切な治療を選ぶ」大切さについて力説しています。
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(文/Sirabee 編集部・星子)