阿部慎之助監督の投手起用を田尾安志氏が疑問視 「ピッチャー交代だと思った」
13日に行われた読売ジャイアンツ対阪神タイガース3連戦第2ラウンド。田尾安志氏は阿部慎之助監督の采配が勝負を分けたと指摘する。
元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏が、自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』で読売ジャイアンツ・阿部慎之助監督の采配を疑問視した。
■巨人対阪神を振り返り
田尾氏が巨人対阪神3連戦の第2ラウンドを振り返った今回の動画。
試合は5対5で迎えた7回表、巨人の高梨雄平投手が1アウト満塁のピンチを招く。ここでこの日、佐藤輝明選手に代わり3番サードでスタメン出場した渡邉諒選手が、走者一掃の勝ち越しタイムリー2塁打を放った。
このリードをリリーフ陣が守りきり、3位の阪神が勝利した。
■阿部監督の采配が…
阪神が逆転した7回表について田尾氏は「この場面、ピッチャー交代だと思ってました。高梨は近本光司、中野拓夢。この左バッターのところまでというような気持ちで見ていたんですが。 ここで代えなかった。 これがどう働くのかなというところでしたね」と指摘する。
続けて「後で岡田彰布監督のコメントを聞いておりましたら、あそこは右ピッチャーが来れば、佐藤輝明を出そうと思ってたというようなことを言われておりました。一方の阿部監督は、佐藤を出したくなかったのかなというところでした」と分析した。
■高梨投手を交代させていたら?
阿部監督の采配に田尾氏は「佐藤の昨日のバッティングを見ていたら、決して形はよくないんで。あそこは佐藤を出したほうが、ジャイアンツサイドからしたら良かったんではないかな 」と持論を展開。
さらに「結局佐藤を嫌がったのか、あるいは高梨に『ここのピンチはおまえが最後まで行け』というような気持ちで続投させたのか。 これはわかりませんけれども、渡邉が高梨の初球ツーシームをきっちりと3点タイムリーを打った」と語った。