マッチングしたのは“ギャグ連発”おじさん　店内で「ここでスライディングしていい？」と大はしゃぎ

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■ギャグ連発スライディングおじさん

「なんかさぁ、今日さ、今まで生きてて一番おもしろくない？　そうでしょ？　そうでしょ？」。なぜか、今まで生きててを、共有してくる彼。「そ、そうですね」と合わせますが、そんなわけがない。ここから、彼のターンになったかのように大暴走。「俺さぁ、おもしろすぎてさぁ、今、ここでスライディングしていい？」と立ち上がり、まさかのスライディングの動きをしました。ここ銀座。レストラン。

「ほらほら、そしたら、君、アウトー！　って言わないと！　ほら！」「ア、アウトー」彼、大爆笑。ちょっとお手洗いに…と、トイレに行き、ため息をつきました。ここに書いている今は、愉快な出来事だったなと思いますが、目の前でこんなこと起こっているのはかなりキツい。時間を見るとまだ40分しか経っていない。現場に戻りたくない。でも長く戻らないと弄ってきそうだし行かなきゃ…。

戻ると、彼はまだハイテンション。「あのさ、あのさ、もうさ、今日やばすぎるからさ、ここで、トリプルアクセルしていい？」。え、うそ、このギャグまだ続くの？　第2弾？　トリプルアクセルの動きをしていました。そろそろ店員さん注意してくれないかな。

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■疲れたけど、感謝

「君は、イナバウアー！　やって！　ほら」。絶対ヤダ。さすがに言いました。「中学校の休み時間じゃないんだから…」。そんなに楽しんでくれるのは良いことなのですけれど、私は何度もトイレに行って時間を見ていました。早くバイトが終わらないかなって気分…。

やっとお会計の時間に。帰り道は、やっと少しおとなしくなったようで、LINEは一応交換はしたものの、彼は特に口説いてくるということはありませんでした。「あんまり送るとね、女は返さないからね」なにか痛い目にあっただろうか。あっさりと解散することになりました。

疲れたけれど、少し気が晴れたような気もしました。落ち込んでいる私に、神様が笑ってくれる明るいおじさんでも授けてくれたのだろうか。だいぶ明るすぎだけれど…。やはりマッチングアプリは、癖があってやめられない。さらに、私の癖も治らない。マッチングした失礼な男性にまた説教？！　さらに、昔マッチングアプリTでマッチした人から電話が。恋の悩み相談？　続く！

◆こいでまほ

太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。