後で理解するために取ったのに… 約6割が自分の「メモ」を見返し起きた悲劇
大切なことを忘れないために、メモを書く人が多いと思うが…。
メモを取ることは、重要な情報を記憶するための一般的な手段といえる。しかし慌てて取ったメモでは、見返しても内容を理解できない場合もあるようだ。
■約6割「メモを見返したものの…」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女702名を対象に実施した調査では、全体で68.2%が「メモを見返しても、なにを書いたかわからなかった経験がある」と回答した。
メモを取ること自体は重要だが、その内容を理解しやすく書くことが求められるのだろう。
■大学の講義のメモで
大学の講義のメモ取りで失敗した20代男性は、「大学時代、講義中に大事なことをメモしていたのですが、後で見返したら何を書いたかまったくわからなくて困りました。焦って書き殴ったメモが、後で自分でも解読不能になってしまったんです。もっと丁寧に書くべきだったと、反省しましたね」と当時を振り返る。
当時の失敗を今にも活かしており、「きれいにノートを取っている友達に見せてもらって、なんとかその講義は乗り切りました。今では仕事でのメモも丁寧に取るようにしているので、過去のミスを繰り返さないように自分なりに対応しているのでしょう」と続けた。
■「メモを取らなくていい」と言われ
若い頃、メモを取らせない人の下で働いていた40代男性は、「学生時代にバイトをしていたときの店長が、『メモはいらないから、頭で覚えて』との考えの人だったんです。最初は困りましたが、おかげで早く覚えられたのはあるかもしれません。ただ今だと、きっと『ブラックバイト』と言われそうな厳しい体質でしたが…」と語る。
次のバイトでメモの重要性に気づいたようで、「その店長の言うことが基本になっていたので、次のバイトでは最初、上の人に『メモを取って』と叱られてしまいました。そのときに初めて、メモ取るのが本来の対応方法なのだと気づいたのを今でも覚えています」とも話していた。
■自分にしか読めない文字
Xでも、「自分にしか読めないメモ書き、まさかの自分ですら読めない」や「ひどいときは走り書きすぎて、後から自分で読めないときがある」など読めないメモを書いた経験のある人からの投稿があった。
また、読めるか読めないかのギリギリな文字を書いている人もいるようで、「私のメモとかに書いている字って、汚すぎて自分しか解読できないんだよね」や「自分にだけしか読めない文字生み出している。メモだから!」などのエピソードも見られた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女702名