「44万円ステーキ」がネットで物議 しかし真相を追ってみると… 

ネットで話題を呼ぶ「44万円ステーキ」。本当にこんな値段で提供する店が存在するのか、取材した。

■驚くステーキショップのオーナー

ミートヒバチメニュー表

ランチタイム前の忙しい時間帯にも関わらず、電話で取材に対応してくれたのはオーナーの柳さん。ネットで物議を醸していることを知らせると「そんなことになっているんですか…」と驚く。

「ドル表記になっているのは一時の店内用メニューでして、いまお店のHPを見ていただくとわかるのですが、ドルではなく円の表記にしています。もちろんドルで請求するわけではなく、ただのジョークです…」と弁解する。


関連記事:松屋グループの「ステーキ屋松」、驚愕のコスパに目を疑う… いい意味で予想を裏切る味

■問い合わせは過去1回だけ

ミートヒバチ

ミートヒバチは現在仙台に2店舗展開するステーキ専門店。自慢は鮮度の良いステーキ料理と仙台牛を使った特製ハンバーグで、地元ファンも多い。ジョークとはいえ、観光客などと過去トラブルもあったのでは?

「気軽に入れるステーキ店を作るという思いで創業しまして、昨年で10周年。過去一度だけ『本当に3000ドル払うの!?』とお客さんに聞かれたことがありますが、ギャグであることを説明しそのお客さんも笑っておられた。その時以外の問い合わせもなく、実際注文も多く入っています。少しでもリーズナブルで美味しい料理をご提供できるよう、今後も一生懸命頑張っていこうと思います」と柳さん。

衝撃価格が話題を呼んだ今回のメニュー表。実際にインバウンド向けでもなく、ドルで請求されることもない、という結論だった。ちょっと安心…。


関連記事:松屋グループの「ステーキ屋松」、驚愕のコスパに目を疑う… いい意味で予想を裏切る味

■執筆者プロフィール

キモカメコ佐藤:1982年東京生まれ。『sirabee』編集記者。

中学1年で物理部に入部して以降秋葉原に通いまくり、大学卒業後は出版社経て『ラジ館プレス』『1UP情報局』『ねとらぼ』編集部の後現職。コスプレイヤー、メイドのほか秋葉原の100店舗以上を取材。現在はアキバカルチャー最前線やグルメ情報を追いつつ、中年独身ひとり暮らしを謳歌する哀しみの肉弾魔人。

・合わせて読みたい→松屋グループの「ステーキ屋松」、驚愕のコスパに目を疑う… いい意味で予想を裏切る味

(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

【Amazonセール情報】ココからチェック!