6割以上が間違えた「麦茶の作り方」 正解は、沸騰したら“これ”するだけ
毎日のように作る麦茶。じつはその作り方、間違っているかも…?
とくに夏は消費量が増える麦茶。毎日作って冷蔵庫にストックしている人は多いはず。水出し、お湯出し、煮出しとさまざまな作り方があるが、あの作り方を間違えている人は意外にも多かった?
■正しいお湯出しの方法は?
水出しは手軽だけどより麦茶の味わいを楽しみたいとの理由から、「お湯出し」を選ぶ人もいるだろう。ただ、お湯出しの正しい方法を本当に知っているだろうか。
Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女557名に、お湯出しの方法について「沸騰したら火を止めて麦茶パックを入れて放置」と「沸騰したお湯に麦茶パックを入れてそのまま煮出す」のどちらが正しいかを二択で選んでもらったところ、65.9%が「火を止めて放置」、34.1%が「そのまま煮出す」と回答した。
火を止めて放置派が多数ではあるが、意外にも分かれた結果ではないだろうか。
■正解は「火を止めて放置」
お湯出しの正解は、火を止めて麦茶パックを入れて放置すること。「伊藤園 香り薫るむぎ茶 ティーバッグ」を見ると、「お湯は、一度沸騰させてから火を止めてください」と記載されている。
昨年7月11日に放送された『あさイチ』(NHK)の特集「おいしい麦茶の作り方」で話していた麦茶メーカーの担当者によれば、沸騰させた状態で煮出すと雑味や苦味が出て、香りも飛んでしまうという。
■比べると違いは歴然
正解は分かったが、差がどれほどあるのか、2種類のお湯出しの麦茶を作って検証した。一方は沸騰後に火を止め、麦茶パックを10分間放置してかき混ぜたもの。もう一方は、ネットの声を参考に、沸騰後に弱火で数分煮出したものだ。煮出したものは、数分にも関わらずかなり色が濃い。
飲み比べると、数分煮出した麦茶は雑味が感じられ、沸騰させないほうはすっきりとした味わいでゴクゴクと飲みやすい。香りも異なり、沸騰させないほうがむしろ甘く香ばしい。
元々「煮出し」するものはその方法でかまわないが、お湯出しで作る場合はぜひ注意してみてほしい。
この記事は2023年7月17日に公開された記事を編集して再掲載しています。
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(文/Sirabee 編集部・二宮 新一)
調査対象:全国10代~60代の男女557名