武井壮、スポーツにおける審判の権限見直しを訴え 「審判の威厳がなくなる」に反論も
パリ五輪での審判の誤審疑惑が出る中、武井壮が自身の考えを投稿。ユーザーからは「完全に同意」との声が寄せられている。
アスリートでタレントの武井壮が、1日に自身の公式Xを更新。スポーツにおける審判の権限の見直しについて語り、ネット上で反響を集めている。
■「誤審ピック」と揶揄
「誤審ピック」なるワードがネット上で散見されるなど、審判の判定に納得のいかないケースが多く見られるパリ五輪。
柔道男子60キロ級では永山竜樹選手が、「待て」がかかる中で相手に締め続けられ、準々決勝で一本負け。男子バスケットボールの対フランス戦でも、日本へのファウル判定が物議を醸すなど、こちらも問題になっていた。
このような事態を受けてか、武井は「スポーツにおける審判の権限を見直すべきだと思います」と主張。「人が見て判断することだから当然見逃しや、判断ミス、判断不能なものは存在する」にもかかわらず、「審判の判断を尊重しすぎ」であることが「唯一の問題」とした。
■「本当にそうでしょうか? 」
具体的には、とくに大きな大会においては「分かりにくいものや、意義が出そうなものはビデオや複数の審判の判断を仰いで、より正確なジャッジをするべき」とのこと。選手の人生を賭けた勝負が誤審で歪められることは、選手にとって「あまりにも損失が大きい」とする。
こうした議論の際に必ずと言っていいほど上がってくる「それでは審判の威厳がなくなる」という意見に対しては、「本当にそうでしょうか? 」と疑問を呈したうえで「審判の威厳を守るのは、自分の判断を曲げないことや、自分の判定を正しいものだと押し通すことではなく、『公平に正確にプレーの結果を導き出すこと』のみだと思う」と反論した。
■ファン「完全に同意」
この武井の投稿に、多くのファンが注目。ネット上には「完全に同意。あくまでも主役は選手」「そのとおり。全身全霊を賭けた勝負が、納得のいかないジャッジによって決まるのはいかがなものか」「審判も選手もひとつの役割。威厳とか言い出すからおかしくなる」といったコメントが寄せられた。
パリ五輪を巡っては、選手村の“エアコンなし問題”についても私見を述べていた武井。今後もその発言に注目が集まる。