デーブ・スペクターが異例のポスト「すみません、オチはありません」 日本のパリ五輪報道に苦言
日本時間30日のパリ五輪にて、体操・スケボーで相次いで金メダルを獲得した日本。参加国中で暫定トップの金メダル獲得数だが、メディアの報道姿勢にデーブ・スペクターは…。
日本勢のメダルラッシュが続くパリ五輪について、タレントでテレビプロデューサーのデーブ・スペクターが30日更新のXで言及。マスメディアの報道姿勢に対し、日頃のジョークを封印したポストで共感を集めた。
■金メダル獲得数が参加国トップ
パリ五輪は日本時間26日に開幕すると、同28日午前、柔道女子48キロ級の角田夏実選手が日本勢第1号の金メダルを獲得。以降、メダルの獲得が相次ぎ、30日には体操男子団体総合、スケートボード男子ストリート・堀米雄斗が相次いで金メダルを獲得した。
日本時間30日ひる時点で、金メダル獲得数は6個と出場国トップ。銀メダルは2個、銅メダルは4個と計12個のメダルを獲得している。
■五輪精神を説きながら…
このメダルラッシュに日本メディアは沸き立ち、情報番組は長時間にわたる五輪特集を組むほか、新聞・ネットメディアも関連記事を多数掲載。
しかし、内容はどれも日本勢の活躍を伝えるものばかりで、デーブはこうした報道姿勢に「日本のメダルラッシュは嬉しいが、他国の名選手ももっと報道してほしい」と要望する。
ポストでは続けて、「全ての選手にリスペクトを表することが五輪精神だと思う」とつづった。
■「オチはありません」も共感殺到
普段はダジャレで風刺をしているデーブにしては、いつになく真面目な内容となった今回のポスト。本人もこれは自覚しているようで、最後に「すみません、オチはありません」とつづっている。
これに対しフォロワーからは「日本人が参加していない競技の報道もあっていい」「日本人の活躍だけで盛り上がるのはまっとうなスポーツ観戦とは言えません」「日本人じゃなくても、すごくよかった試合とか、そういうのも見てみたい」といった共感が殺到。
お茶の間の人々も、日本メディアの五輪報道には違和感を覚えているようだ。