立浪和義監督に“逆転優勝に必要な作戦”を高木豊が提言 「昔の名前で出ていますはいらない」
高木豊氏が3年連続最下位の可能性が出てきた中日ドラゴンズ・立浪和義監督に「逆転優勝・Aクラス入りするための策」を提言。
■逆転優勝に必要な策を提言
森藤恵美から「中日優勝の可能性はあるんですか?」と質問された高木氏は「それは快進撃が続けばなくはないよ」と指摘する。
続けて「優勝するためには、メンバーをしっかりさせるということだよね。試しながら良いと思ったら使ってもいいけども、悪かったら悪いままもうほっといたほうがいいよ。勝つんだったら、『昔の名前で出ています』はいらない」と発言し、現在の実力や活躍ぶりを評価すべきと提言した。
■大島選手の起用を勧める
高木氏は「調子がいいものを優先で使うっていうこと。あとやっぱり実力がある人間、 他球団から見て怖いと思われる人間。中日に関して言えば、やっぱり大島だと思う」と大島洋平選手の起用を勧める。
さらに「チャンスに弱いという部分はある。でも、出塁に関してはたけている。そこら辺がポイントを握っている」と持論を展開。
その後、「二遊間の固定」もポイントに挙げ、セカンドに田中幹也選手、ショートには「怪我が治ったら」と前置きし、村松開人選手の起用を進言した。
■二遊間の固定が必要?
話を聞いた森藤は「なぜ今、(起用が)迷走しているんでしょうか?」と質問する。
これに高木氏は「相性でやるからだよ。相性が良いから使うとか。1つのほころびで大量失点になるということは経験したことだと思うけども。1つのゲッツーが取れないばかりに1点を失って、その1点がいつまでたっても重い1点になってしまったという。そういう試合もあるだろうと。もう本当に固定で使ったほうがいい」と指摘した。
■「相手の嫌がることをやるべき」
立浪監督の采配には「指揮官ってそのときの勘があると思うんだよね。このときは打たしたほうがいいなとか、打つような気がする。 そしたら打たせるよね。そうじゃなくてやっぱり相手が嫌がることをやったほうが俺はいいと思う」と持論を展開する。
また、「相手が嫌なことをできれば、まだチャンスはある。チーム単位で徹底してやっていく。徹底力が相手を嫌がらせる。そうすれば勝機が生まれる」とコメント。
その後も立浪監督がとるべき攻撃作戦について、高木氏は熱く語っていた。
■4月上旬に首位に立ったものの…
中日ドラゴンズは4月上旬、単独首位に浮上。「今季は違う」とファンの期待を集めたが、その後は苦戦が続き、28日終了時点でセ・リーグ最下位に。
3位阪神タイガースとのゲーム差も7.5で、優勝はもちろん、クライマックスシリーズ進出も危ぶまれている状況だ。
仮にこのままシーズン6位となった場合、3年連続の最下位となる立浪監督。状況を打開することができるだろうか。