橋下徹、2回戦敗退した阿部詩の“悔し泣き”する姿に感銘 「負けた時にああなるのは当然」
パリ五輪柔道で2連覇を目指していた阿部詩選手がまさかの2回戦敗退をしてしまい、試合後に悔し泣きをする姿が話題になりました。
29日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、パリ五輪柔道女子52キロ級に出場した阿部詩選手が2回戦で1本負けして2連覇を逃したことが報道されました。
弁護士の橋下徹さんは、詩選手が悔し泣きをする姿に「ああいう泣き方があるんですね」と驚きを表明しつつ、プロならではの勝利へのこだわりに敬意を払っていました。
■2連覇を目指すも2回戦で敗退
東京五輪で兄の阿部一二三選手とともに金メダルを獲得し、今回は史上初となる兄弟揃っての2連覇をかけて試合に挑んだ詩選手。
しかし28日、2回戦でまさかの敗退。ウズベキスタンの選手に谷落としで1本負けをしてしまい、畳を降りて泣き叫ぶ姿が大きな反響を呼びました。
試合後には、会場に詩選手の健闘を称える「ウタ、ウタ」というエールと拍手が鳴り響きました。
■兄の阿部一二三選手は金メダル
兄の一二三選手は同日、柔道男子66キロ級で金メダルを獲得し2連覇を達成しました。
詩選手は衝撃の敗戦から4時間後、会見に登場し、「本当にまずはたくさんの方にここまでくるのにすごくサポートしていただいて、背中を押していただいて、この日を迎えることができたので本当にありがとうございますという感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を表明。
続けて、「期待に答えられなかった自分の弱さとこれから向き合いながら過ごしていきたいなと思います」と、今後について語っていました。
■敗退後は兄にエールを送る
さらに詩選手は試合について、「相手の技がうまくて一本とられた形なので、負けた瞬間は状況が理解できなくて…という形だったんですけど」「本当に一瞬で勝負が決まるというのはこういうことかなと思い知りました」と振り返っています。
また、「一番良い形は兄と2人で金メダルを持って日本に帰ることだったんですけど、それはかなわなかったので、後は兄の応援をして兄にはしっかり金メダルをとってもらって勝っている姿を目に焼き付けたいなと思います」と兄にエールを送っていました。
■橋下徹「見たこともないような泣き方」
橋下さんは「詩さんの泣き崩れたというか…なんていうんだろう、本当の悔し泣きってああいう風になるんだっていう、もう見たこともないような泣き方じゃないですか」と心を動かされた様子。
コメンテーターとして、「スポーツで不祥事があると必ず『勝利至上主義はよくない』とかいうことをいいますけど、でもプロだったり、このレベルになると勝利至上主義になるのは当然だし、負けた時にああなるのは当然と思うし」と理解を示しつつ、詩さんはもとより拍手で送り出した観客の対応も称えていました。
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(文/Sirabee 編集部・星子)