佐々木朗希、千葉ロッテマリーンズ後半戦の鍵を握る? 高木豊氏が独自見解
千葉ロッテマリーンズの後半戦を分析した高木豊氏。6月上旬以降登板のない佐々木朗希の起用法が、ロッテの命運を握っている…?
■ロッテの後半戦を分析
首位の福岡ソフトバンクホークスと10ゲーム差の2位につけているマリーンズの後半戦を分析した今回の動画。
高木氏はロッテの後半戦について「優勝を諦めたら、もうそれだけで優勝はないよね。だから諦めないで行くとは思うけども、ただやっぱり勝ちに行くというのはリスクを伴わなきゃ勝てないから。 そのリスクを伴って下のチームに食われるっていう可能性があるから、それだけは戦略的に避けたい」と指摘する。
その後同氏は優勝が難しいと判断すれば、2位をキープする戦い方に切り替えていかなければならないという見方を示した。
■キーマンは?
打者のキーマンには岡大海選手とベテランの角中勝也選手、荻野貴司選手を指名。
投手陣は「抑えが益田(直也)で持つのか持たないのか、そういう不安材料が出てきている。誰かと併用するとか、そういうことをしたほうがいい」と抑え投手の課題に言及。
さらに高木氏は「佐々木朗希が投げる気があるのかないのか。彼が故障してるっていうね。ちょっと状態が戻らないって言ってるけど、いつ戻るのかっていうのも、超大切なこと」と話す。
続けて「このまま使わないでクライマックスシリーズに行ってポーンと使うとか。そうしたら相手は嫌だと思うよ」と佐々木投手をクライマックスシリーズで起用するプランを披露した。
■佐々木投手が「ロッテの鍵を握っている」
佐々木投手について高木氏は「だから、佐々木朗希がロッテの鍵を握ってるとは思うけどね、俺はね」と持論を展開。
森藤恵美が「いつ復帰するのか、見通しがなにも発表されていない」と話すと、「このまま今年は投げないのか。 それとも体調が戻って投げるのか。ここも1つのポイントだと思う。ロッテにとっては」とコメントした。
■6月上旬以降登板がない佐々木投手
今シーズン、佐々木投手は6月8日の広島東洋カープ戦で5勝目を挙げるも、同13日にコンディション不良を理由に登録抹消。その後は調整中とみられ、2軍戦にも登板していない。
20日にZOZOマリンスタジアムで行われた北海道日本ハムファイターズ戦の試合前練習に参加した同投手だが、現在の状況はわからず、後半戦の起用法も不透明だ。
常時150キロ後半のストレートに鋭い変化球と、突出した能力を持つ佐々木投手。復帰すれば確実に勝ちが期待できる投手だけに、かなり大きな戦力になることだけは間違いない。