水族館のルールを破る迷惑客、ネットで大炎上と思いきや… 「新鮮な気持ち」ほっこりする人続出
北海道の市立室蘭水族館で水槽を叩く「迷惑客」が。ネットでは、なぜかほっこりする人が続出している。
■担当者が明かす当日の様子
市立室蘭水族館の担当者によれば、先述した動画は6月7日15時30分頃に撮影したもの。動画に映った鳥はオオセグロカモメで、水族館近隣に多数生息する野生のカモメだという。
撮影当日の様子について、担当者は、「作業のため、水族館の敷地外から裏門に入ったところで水槽に近付くカモメを見つけました。水槽に興味を持ったカモメがどういった行動を取るのか記録に残すため、とっさに撮影を始めました」と振り返る。
動画終盤、カメラに気付いたカモメは飛び去ってしまったそうだ。
今回のカモメの行動に関して、担当者は「水族館にもたびたび姿を現す少し人の環境に慣れた個体だと思います。ただ、水槽に興味をもって、あのような行動を見たのは初めてでした。同一個体であれば、アザラシなど海獣類の水槽で給餌の際にエサのおこぼれを狙ってやって来たりしていました」と、驚いた様子。
■動画を投稿したねらい
動画を撮影し、Xに投稿したのにはねらいがあったという。担当者は、「魚がびっくりしてしまったり、アクリル製の展示面が傷付いてしまうので、やめてほしい気持ちをお客様に見立てて表現しました。ヒトのお客様であれば思わずやってしまった行動でも言葉でお伝えできますが、トリのお客様にはなかなか伝えづらいので難しいです」と話す。
今回のポストは、7月25日時点で5,000リポスト、3.9万いいねを獲得し、多くの人に反響があった。
こちらの話題を振ると、担当者からは「撮影後、思いついた内容と上記の理由でパパっとポストしましたが、思わぬ反響がありびっくりしています。頻繁にではありませんが、たまにバスることもあるアカウントなので、皆様には是非フォローしていただき今後の水族館にも注目していただきたいです」と、笑顔のコメントが寄せられている。
水族館を訪れた際は、水槽を叩かず、ルールを守って観賞してほしい。
【施設詳細】
『市立室蘭水族館』北海道室蘭市祝津町3-3-12
※詳細は公式ホームページ
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『夫の家庭を壊すまで』(テレビ東京系)、『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』(同系)、『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)