阪神タイガースが浮上するために“必要なこと” 江川卓氏が独自分析「外国人選手を…」
江川卓氏がセントラル・リーグの後半戦を予想。阪神タイガースは「新戦力がいないと厳しい」と指摘し、「首位の巨人が安定している」と分析する。
元読売ジャイアンツの江川卓氏が、自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」で、今後のセントラル・リーグ優勝争いを分析した。
■セ・リーグの後半戦を分析
江川氏はセントラル・リーグの後半戦について、「DeNAはリリーフが誰か出てきたら、あるいは外国人をとるかもしれませんけど、使えるリリーフが1人出て来たら、上位に来ると思いますね」と分析する。
また、「カープは夏場、試合数が少ないので、 9月の末から10月になってきたときに、ポイントになってくる。試合が中止になったゲームはどこなのかというところが、大きく左右していくと思いますね」とコメントした。
■阪神は外国人を獲得しないと…
連覇を目指す阪神タイガースには「阪神が大きく上がるには、外国人を1人、主力を打てる選手を獲得できないと、なかなか上がってこないと思いますね。これから先も5割のペースで行くしかないと思う」と分析する。
スタッフが「獲得期限がギリギリに迫っている」と指摘すると、江川氏は「ギリギリになるんだね。トレードがなかったら、この戦力で行くってことですね。うーん。そうなるなると『どこが安定していますか?』と聞かれると、首位だからそう見えるんだろうけど、巨人が1番安定しているように見えるんだよね」と巨人有利という見解を示した。
■打線の固定が功を奏したか
巨人の現状を江川氏は「大勢と坂本勇人が戻ってきて、7連勝したり。それまでは、そういう連勝もなかったもんね。5番が固定されてからですよ。固定されてから連勝が始まったんで、打線の固定は大きい」とコメント。
その後、江川氏は「夏場の難しさ」や「今後、巨人と阪神の直接対決が多い」と指摘し、「巨人対阪神の対決がセ・リーグの優勝争いに大きく影響する」と語った。
■1位から4位まで3.5ゲーム差の大混戦
セ・リーグ首位で前半戦を終えた巨人。打撃不振を救った新外国人エリエ・ヘルナンデス選手に加え、ココ・モンテス選手を獲得。戦力補強に余念がない。
一方阪神はシーズン途中の新外国人選手の獲得やトレードなどの動きはなく、今後も現有戦力で戦っていく可能性が極めて高い。
首位ターンとは言うものの、1位巨人から4位阪神までの差は3.5ゲーム。連勝や連敗ですぐに順位が入れ替わる大混戦となっている。