100年以上「猛暑日なしの地」千葉県勝浦、一体なぜ… 専門家が明かす“涼しい理由”
各地で猛暑日が続く中、千葉県・勝浦は100年以上35℃を記録していない。涼しい理由を取材してみた。
各地で35℃以上の猛暑日を記録する地域が出ている。今年の夏も、厳しい暑さになりそうだ。
そんな中、記録が残る過去100年以上、一度も猛暑日がない千葉県・勝浦市が注目を集めていて…。
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■100年以上猛暑日がない町、勝浦
千葉県勝浦市は、東京都内から東京アクアラインを経由して車で1時間半ほどの場所にある。海が近く、漁業や農業、観光が盛んな町だ。
近年、気候が注目を集めている。勝浦市は、記録が残る1906年以降、一度も35℃を超える猛暑日を記録していないのだ。観測史上、最も気温が高かったのは1924年8月の34.9℃。
8月でも最高気温30℃以下の日も多く、関東の「避暑地」になりつつある。
■「ピンポイントで住みたい」
近年、関東も異様な暑さに見舞われる。そんな中、「猛暑知らずの町」勝浦はネット上でも話題に。
「局地的に涼しくてすごい」「富浦はあんなに暑くなるのに。不思議」「海沿いでも結構違うんだねえ」と、驚く人の声が続出。
また、「勝浦の親戚の家泊まりに行ったらマジだった」「風が涼しいので日向にさえいなければ何とでもなります」「ピンポイントで住みたいくらい涼しい」など、実際に訪れた人からも涼しさを実感する人の声も見受けられる。
なぜ、勝浦は涼しいのか。専門家に取材したところ、様々な秘密が判明したのだった…。