疲れているのに… 約7割が「電車の利用」において苦痛に感じることに共感
電車に乗っているときに不快な気持ちになることは、よくある話なのかもしれない。
通勤時間における満員電車の経験は、多くの人々にとって日常的な苦痛となっている。なかでもずっと立ち続けていることを、嫌に感じている人が多いようだ。
■約7割「電車で立っているのが苦痛」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女661名を対象に「電車の利用」に関する意識調査を実施したところ、全体で73.7%の人が「電車で座席が満席のとき立っているのが苦痛に感じた経験がある」と回答した。
多くの人が電車で立っている時間を、とても不快に感じているようだ。
■女性に多い傾向
性年代別で見ると、30代から50代の女性が8割を超える高い割合になっているのが特徴といえるだろう。
とくに女性はヒールの高い靴を履く場合も多いため、立っているのがつらく感じてしまう場面が多いのかもしれない。
■通勤の電車が常に満員
通勤で毎日電車に乗っている30代女性は、「通勤で使う電車が常に満員で、座れることなんて滅多にありません。前日に忙しくて朝に起きても疲れが取れていなかった日があったのですが、そのときはとくに立っているのをつらく感じました。家から会社が少し離れているのも、立っていて疲れを感じる要因でしょうね」と話す。
立っていることだけでなく人がいっぱいいるのも嫌なようで、「ただ立っているだけでもきついのに、満員電車で身動きが取れなくてストレスを感じるのも苦痛です。まったく知らない人と押し合いになる状況は、よく考えれば不思議な光景だと思うので…。電車に乗るたびにこの状況が続くのは、本当に嫌だなと思いますね」と続けた。
■立ちながら読書
一方で、満員電車で立っていてもそれほど苦痛を感じない40代男性は、「私は通勤時間を利用して読書をするのが好きで、立っている時間も有効活用しています。もちろん座れた方が楽ですが、立っている間に好きな本を読んでいると意外に時間が早く過ぎるんです。むしろ座って寝てしまうよりも目が冴えて、その後の仕事にも集中しやすいんです」と自分の考えを述べた。
それでも帰宅時は少し疲れているようで、「ただ仕事の帰りには疲れているので、できれば座りたいと思う気持ちが行きよりも強くなるのはたしかですね。それでも座れることはほとんどないので、こちらでも本を読んで過ごしています」と話していた。
・合わせて読みたい→『虎に翼』猪爪家の家族会議、副音声と2秒ほど“映ったもの”が不穏… 「これ、ヤバいヤツ」「恐ろしい」
(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女661名