吉田輝星が“現役を長くを続けるために必要なこと”を伊東勤氏が提言 「もう1つ…」
今季オリックス・バファローズに移籍した吉田輝星。伊東勤氏が同投手の現状を分析し、「長くプレーするために必要なこと」をアドバイス。
■伊東氏がオリックス投手陣を語る
伊東氏がオリックスの投手陣を分析した今回の動画。
同氏は北海道日本ハムファイターズに移籍した山崎福也投手とロサンゼルス・ドジャース山本由伸投手の「穴が埋まっていない」と指摘する。
また平野佳寿投手、山崎颯一郎投手、宇田川優希投手、山岡泰輔投手など昨年まで活躍していたピッチャー陣が離脱し、「苦しい状態が続いている」と分析。今シーズンについては「離脱者が戻らなければ、新しい人を使っていくしかない」とコメントした。
■吉田投手の現状を分析
その後、話題は今季日本ハムからトレードで入団した吉田投手に。
同投手について伊東氏は「絶対的なものがないように思うんですよね。特別ボールが速いわけでもないですし、ウイニングショットを持っているかというと、そうではないと思うし」と持論を展開。
続けて「どちらかというと、気持ちで投げ込むタイプのピッチャーですよね。だから勢いがいいときは、それで抑えるんですけど、ちょっと落ちてくると、今のプロのバッターは打ちます」と分析した。
■長くプレーするには…
伊東氏は吉田投手のストレートに一定の評価をするも「登板回数を増やすことによって、やっぱり衰えてきますんで。この先どうかって言われたら、ちょっとなんとも答えを出すのは難しい」とコメント。
そのうえで「上手に使ってあげることでしょうね。日本ハムからオリックスに移った直後は、意気に感じて投げてましたし、出ればそれなりの結果を残してましたから」と持論を展開する。
そして「あとはそうですね。長持ちするには、もう1つ球種を覚えてほしいなと思いますね」と提言していた。
■今季からオリックスに移籍
吉田投手は金足農業高校のエースとしてチームを決勝戦に導き、2018年のドラフト1位で日本ハムに入団した。
実力と人気を兼ね備えた投手として期待されたものの、5年間で3勝9敗、5ホールド。昨年オフ、オリックスの黒木優太投手とトレードされた。
2022年には元阪神タイガースの藤川球児氏から指導を受け、勢いのあるストレートを投げ込んでいた吉田投手。投手育成に定評のあるオリックスでの覚醒が期待されている。