熱中症警戒アラート、発表初日こそ注意 「エアコンつけるタイミング」の正解は
東京や九州、沖縄など16都県で「熱中症警戒アラート」が発表。エアコンを付けるタイミングに要注意。
■「発表初日」こそ注意
今年初めての発表となった地域もあるが、「初日」こそいつも以上に警戒するのが大切だ。
昨年、首都圏を中心にその年初の熱中症警戒アラートが発表された際、東京消防庁の公式Xは一昨年のデータに触れ「昨年は発表初日に東京消防庁管内で熱中症により404人(令和4年最多)が救急搬送されました」とし、「今日は危険! ということをみんなに広め、命を守る行動をお願いします」と警戒を呼びかけていた。
■少しでも異変を感じたら注意
日本気象協会推進のプロジェクト「熱中症ゼロへ【公式】」は同日、熱中症のサインとして画像付きで注意を呼びかけている。
・意識の遠のき
・めまやや立ちくらみ
・腹痛
・顔がほてる
「頭痛や顔のほてり、また筋肉痛や筋肉のけいれんなどに現れることもあります。水分・塩分補給を行い、涼しい場所で休憩をこまめにとるようにしましょう」。
■エアコンをつけるタイミング
同日、NHKの公式Xアカウントの一つ「みんなで考える防災」は、おもに高齢者に向けた熱中症対策をポスト。挙げているのは以下の3つだ。
①家族が電話してエアコン使用を呼びかけて
②暑いと感じる前からエアコンを使ってもらおう
③水分補給をする時間を一緒に決めよう
高齢者は代謝が落ちて暑さを感じにくいことから、暑いと感じる前にエアコンを使うのが重要。その際には、電話などで室温を28℃まで下げてと具体的に伝え、数時間後に確認することも伝えるといいという。各項目の詳細はNHK公式サイトにも掲載されている。
こまめな水分補給や休憩を取り、エアコンを使って絶対に無理をしないように過ごしてほしい。