『虎に翼』で衝撃走る「日本ヤバい」 労働基準法“生理休暇”、77年前に施行も…現在でも取得率1%未満
3日放送の朝ドラ『虎に翼』では、生理休暇が昭和22年の労働基準法で定められていたことに驚きの声が。令和の現在でも取得しづらい現状に、さまざまな声があがっている。
3日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』では、生理の重さに苦しむ寅子(伊藤沙莉)が、多忙のため休養できない様子が描かれ、生理休暇についても言及された。Xでは、生理休暇が定められた年代に驚きの声があがっている。
■定められたのは77年前
寅子は学生時代から生理の重さに苦しんでいたが、働くようになった現在も変わらず。しかし、家庭裁判所は人員不足ということもあり、寅子も多数の仕事を抱えているうえ、「これだから女は」などと言われないために、体調不良を抱えながら仕事をする。
劇中では、生理休暇が昭和22年(1947年)に施行された労働基準法で定められたことも説明された。
■現代の取得率は…
生理休暇は、生理による体調不良で就業が困難な場合に休暇を請求できる制度。ただ、厚生労働省の2020年度の調査によると、取得率はわずか0.9%にとどまっているという。
理由としては、上司などに相談しにくい、理解を得にくいということや、70%近い企業で、生理休暇が無給扱いになっていることも影響を及ぼしているとみられている。
■「こんな昔から」「あってないようなもん」
Xでは、じつに77年前から生理休暇が定められていたことに「いや驚いた。生理休暇ってこんな昔からあったんかい…!」「こんな昔に法律化されてたんや」「待って! そんなに前(昭和22年)から生理休暇あったの!?」と驚きの声が。
しかし、現在もかなり休暇を取得しづらい現状に、「そんな昔から生理休暇があるのに、今も休みづらい風潮がある日本ヤバい」「令和6年になっても満足に遠慮なく躊躇なく生理休暇を取得できている女性が何人存在しています?」「生理休暇なんてあってないようなもんだよなぁ…」とのコメントも見受けられた。
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■実際の経験談も
また、「生理休暇、私取ったらずるいって男性の同僚にいわれたことあったな」「生理休暇がある職場で働いたことない」「無給だから使ってないし、しんどくても会社で普通に仕事してしまってる」「前に取ろうとしたら、上司に取ったら評価下がるよと言われたんだけど」との経験談も。
「普通に体調不良でよくないか。そもそも休むことに罪悪感を覚える日本がよくないね」「男女問わず月2回くらい適当に休める日が作れたらいいのにね」「海外で言うsick leave(病気休暇)の付与にすれば男女関係なく使えるのにね、とは思うことはある」といった意見もみられた。