『あさイチ』夏の常識を覆す? 火を使わない「レンチンそうめん」に驚き
火を使わずに作るそうめんは本当においしいのか。『あさイチ』で話題を呼んだ調理方法を実際に試してみた。
2日放送の『あさイチ』(NHK)で、アイデア料理研究家の「家政婦mako」さんが火を使わずにそうめんを茹でるテクニックを紹介した。
暑い夏はできることなら火を使わない調理のほうが助かるが、はたして本当においしいのか。普段からやる価値はあるのか。放送後、ネット上で賛否の声があがったこの方法について、Sirabee編集部は実際に試してみることにした。
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■鍋のかわりに電子レンジ
その方法とは、鍋を使わずに電子レンジで加熱するというもの。耐熱ボウルに沸騰したお湯700ml、そうめん2把入れてよくほぐし、酢を大さじ1加える。
酢を入れることでお湯が酸性になり、コシを残したまま茹でられる。これは「安いそうめんのおいしい食べ方」としても知られており、鍋で茹でる際にも使えるテクニックだ。
600Wの電子レンジで「茹で時間に2分足した時間」加熱し、水でしっかりと冷して水気を切ったら完成だ。
■鍋で茹でたときとの違い
麺はしっかりと茹でられていて、ある程度のコシもあるが、水で締めているときに「いつもの感じとは違う」とわかる。今回、記者が試している揖保乃糸といえば「柔らかいのに噛むとコシがある」のが特徴なのだが、表面の柔らかさが足りないように感じた。
また、食べた感じもツルッとした喉越しがやや物足りない印象を受けた。ただ、電子レンジで調理したとは思わず、言われなければそこまで気にならないのも事実。
めんつゆで食べるシンプルな食べ方よりも、ごま油や卵などで和えるパンチのあるそうめんレシピとの相性がいい。かまいたち・濱家隆一が普段からやっている食べ方「オリーブオイル薬味まぜそうめん」を試してみるとおいしかった。
■試す価値は「あり」
手順でお湯を使うので、コンロでイチから沸かしているという人は、今回のテクニックは使わずに普通に鍋で茹でたほうがいい。
しかし、電気ポットやウォーターサーバーなどすぐにお湯を用意できる環境で、なるべく楽をしたい人はこの方法を試す価値はあるだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)