サイゼリヤ、新メニュー名がなぜか「豪鬼」で定着してしまう 食べた人気配信者に異変が…

サイゼリヤのミックスグリルの呼び名が、ネット上で「豪鬼」に定着。人気動画配信者は「どちらかと言えばリュウかも」と分析する。

老若男女問わず、日本国民から愛されている憩いの場・サイゼリヤ。数週間ほど前からネット上では、そんなサイゼのあるメニューに付けられた「不穏すぎる二つ名」が話題となっているのをご存知だろうか。

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■ミックスグリル=豪鬼?

ことの発端は、Xユーザーのシノさんが6月11日に投稿した1件のポストである。

サイゼリヤの豪鬼・ミックスグリル

サイゼの新メニュー「ミックスグリル」を「サイゼリヤの新メニュー、ガチ過ぎて遊びがないレベル。こういうの頼む人はスト6で豪鬼使ってるに違いない」と説明したところ、これが大ウケ。

同ポストは投稿からわずか数日で2万件ものリポストを叩き出すほど大きな話題となったのだ。

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■そもそも「豪鬼」って何だ?

豪鬼

この「豪鬼」が何を指すか分からない人のために説明すると、豪鬼(ごうき)は格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズを代表するキャラクター。

1994年より稼働開始した『スーパーストリートファイターIIX』(以下、スパ2X)ではシリーズ初の隠しキャラクターとして登場し、当時は文字通り全てが高性能の、ゲームバランスを破壊する「ぶっ壊れキャラ」であった。

豪鬼

その後は「体力が低い代わりに火力が高いキャラ」の代名詞として数々のシリーズに登場し、他メーカーのタイトル『鉄拳7』にも参戦するなど、高い知名度と人気を博している。現行タイトル『ストリートファイター6』(以下、スト6)では5月22日より追加キャラとして参戦し、大きな話題を呼んだ。

「高火力で相手を蹂躙できる代わりに、自身もワンコンボで死ねる」というピーキーな性能に加え、「拳を極めし者」と名乗り、全身から「殺意の波動」と呼ばれるオーラを発するなど、いわゆる「厨二要素」も満載。

豪鬼

特に豪鬼を象徴する必殺技の「阿修羅閃空」(あしゅらせんくう)や「瞬獄殺」(しゅんごくさつ)は、厨二要素と漢字の侘び寂びが化学反応を起こしており、国語の教科書に掲載しても良いレベルである。

豪鬼

ではなぜ、そんな豪鬼が「サイゼのミックスグリル」の二つ名として人気を博しているのか。

ポストの背景について、投稿主・シノさんは「(ミックスグリルには)サイゼリヤの人気メニューが勢揃いで乗っていたので『技が揃っていて、隙がないな~』と思いました。あと『スト6』で豪鬼が実装されたタイミングで、プレイヤーの使用率も高かったので」と振り返っている。

本人としてはここまでバズるとは思っていなかったようだが、他のXユーザーからは「なんやこの、お手軽欲望セット?」「マジで豪鬼じゃん」「豪鬼使いとしては食べなきゃ」「おれの好きなもん、全部詰まってる」など、絶賛の声が相次いでいた。

さらには『ストリートファイター』公式アカウントも、こちらのポストに反応。この公式、完全にノリノリである。

だが果たして、件のミックスグリルは「豪鬼」を名乗るに値するクオリティなのだろうか? 自身の舌で確かめるべく、記者は「無職を極めし者」とサイゼ店舗にて待ち合わせをすることに。

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■サイゼリヤに現れた謎の武器商人