先に見つけたのに… 約8割が「電車で座ろう」としたときに起きた悲劇
電車で疲れているときには、座席に座りたくもなるだろう。
電車での座席争いは、多くの人が経験したことがあるだろう。そして自分が座れなかったときに、気まずい気持ちになった人もいるはずだ。
■約8割「電車で座ろうとしたら…」
Sirabee編集部が全国の10代～60代の男女659名を対象に「電車の利用」に関する意識調査を実施したところ、全体で77.7%の人が「電車で座ろうとしたら他の人に取られた経験がある」と回答した。
多くの人が電車で席を確保するのに、他の人と気まずい感じになった経験があるようだ。
■女性に多い傾向
性年代別では、多くの世代で女性の割合が高くなっている。
電車の座席の争奪戦では、女性が不利になるのだろうか。
■座れると思ったのに…
通勤時に悔しい気持ちになった30代女性は、「朝の通勤のときに運良く空席を見つけたのですが、私がそこに向かおうとした瞬間、後ろから来た人にその席を取られてしまいました。私が先に見つけたのに、行動が遅かったのでしょうね。朝から、かなり悔しい思いをしたのを憶えています」と当時を振り返る。
さらに続けて、「もう少し急いで席に座ればよかったのかもしれませんが、私はもともと運動神経がよくないので…。さらに相手は男性だったので、体力面でも私のほうが負けているでしょうし。ただ座れなかったことよりも、勝負に負けたことが嫌だったんです」と話していた。
■横から割り込まれ
空いている席に座れなかった50代男性は、「重い荷物を持って電車に乗ったときのことです。空いている席を見つけたので、私はその席に座ろうとしました。しかし歩き始めた瞬間、若い男性が横から割り込んでその席に座ってしまったんです」と語る。
しかし仕方がないこととは理解しているようで、「疲れていたのでできることならば座りたいと思っていたため、少しがっかりしました。ただその席は私のものではないので、仕方がないことです。早い者勝ちなので、諦めるしかありません。あまり座ることにがっついているのも、かっこ悪いでしょうしね」と続けた。
■誰が座るかは自由
不特定多数が利用するところなので席も誰が使うかは自由だと考える40代男性は、「座席を取られることは確かにストレスですが、電車は公共の交通手段ですので誰がどの席に座るかは自由です。私自身も忙しいときは席を確保するために素早く動くことがありますが、それも許される行動だと思っています」と話す。
ただある程度の配慮の必要性も感じており、「さすがに誰かが席を取るために走ったり、無理に押しのけたりするのは問題です。お互いに譲り合いの精神を持って、気持ちよく電車を使うことが大切だと思います。高齢者などへの配慮は、もちろん必要でしょう」と話す。
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（取材・文／Sirabee 編集部・ニャック）
調査対象：全国10代～60代の男女659名
