堀江貴文氏、日本の人質司法を「憲法違反」とバッサリ KADOKAWA元会長の国家賠償請求も「応援します」
大谷翔平の金を流用した水原一平氏の例を挙げながら、日本の“人質司法”の問題点を語る堀江貴文氏。「憲法違反」と断じると、国を提訴したKADOKAWA元会長にもエールを送る。
実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が27日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。容疑者を長期間拘留する“人質司法”を「憲法違反」と断じ、国に損害賠償を求めたKADOKAWA元会長にエールを送った。
■酔った女性部下を襲う卑劣な犯罪
堀江氏はこの日、元大阪地検検事正・北川健太郎容疑者が準強制性交容疑で逮捕されたニュースについて解説した。
逮捕が公表されたのは25日だったが、事件があったのは容疑者が大阪地検のトップである検事正を務めていた2018年~19年。当時入居していた官舎で、酒に酔って抵抗できない女性部下を襲ったという卑劣な内容に、堀江氏も怒りをにじませる。
■人質司法を「憲法違反」とする訴訟に言及
さらに「身内には甘い」などと検察・警察組織を批判すると、同日、KADOKAWA元会長・角川歴彦氏が国家賠償請求訴訟を起こした件に言及する。
角川氏は2022年9月の逮捕から一貫して無罪主張を続けたところ、7ヶ月もの長期にわたって勾留され、持病が悪化。無罪主張を続けると長期間勾留される「人質司法」は憲法違反だとして、国に2億2,000万円の損害賠償を求めた。
堀江氏はこの人質司法について、「国際機関からも非難されている。『日本は人権を無視している』というふうに言われております」と解説する。
■水原一平氏を例に…
さらに、「例えば、最近だと水原一平被告ですね。彼は大谷翔平選手のお金を20億もギャンブルに使い込んでいたのに、即日保釈」と海外の実例を挙げ、「(日本では)そういったこともできず、あんなお年寄りが、車椅子で出てきましたからね、角川さん」と日本の異常性を指摘。
「あんな人を100日以上も勾留する意味があるのか? 僕はないと思います」と言い切ると、「憲法違反だと思います」と断じた。