手動で情報流出防ぐアイテム、一見アナログと思いきや… 「パソコン苦手勢も使える」と称賛の声
エレコムで見つけた手動で通信オン・オフを切り替えるアイテム。ネット上では、「非常時に理にかなってる」と評価する声があがっている。
情報化社会の昨今、社内で扱うパソコンの管理は重要だ。万が一、ウイルスに感染するなどした際は早急に対応しなければならない。
以前、ネット上では、そうした状況下で活躍する可能性を秘めたアイテムが話題を呼んでいて…。
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■手でパソコンの情報流出防ぐアイテム
今回紹介するのは、エレコムの「LANブロッカー LD-DATABLOCK01」。黒色のパッケージには「情報流出防止」と赤い文字が記載されている。
2本のLANケーブルを中継するように接続し、通信のオン・オフをスイッチ一つで切り替えるもの。
パソコンのウイルスや情報漏洩対策に有効。ある種、手動で情報流出を防ぐアイテムと言える。
■「パソコン苦手な人も使える」評価する声
セキュリティ対策に関する技術が発展する中、手動で通信のオン・オフを切り替えるのはアナログな印象を受けなくもない。
ただ、ネット上では、「ケーブル引っこ抜こうにもどれを抜けばいいのか管理者でさえすぐには判らないもんなんで、判り易く遮断スイッチを設置しておくのは理にかなってる」「分からんアホには物理スイッチだと思う 絶対に必要」「正直、ろくにPCいじれない人間しかいないときに何か起こっても緊急時はこのスイッチをオフにしろって言い聞かせて実行させるだけでいいのはとても楽」など、緊急時でも即座に対応できる点を評価する声があがっている。
件のアイテムはいかにして爆誕したのか。販売元であるエレコムに取材した。
■発売した経緯を販売元に聞いた
エレコムの担当者によれば、「LANブロッカー LD-DATABLOCK01」は2006年10月に発売され、今年で発売18年目のロングラン商品だという。
開発した経緯に関して、担当者は「当時はWinMX、Napster,WinnyなどPeer to Peer(P2P)技術を応用したファイル共有ソフトが話題になっており、知らず知らずのうちに接続しているネットワークから情報が漏れてしまうなど、セキュリティに対する関心が高まっていました。このニーズに対応するため、製品化に至りました」と説明する。
最近はパソコンのセキュリティ対策も強化されているが、どういった利用シーンを想定しているのか。
こちらの質問に関して、担当者からは、「当時は有線接続が主流だったため、離席時や無断使用によるデータ流出防止の点で課題がありました。パソコンを使用しない時に、データ通信を物理的にオフにすることで、データ流出、ウイルス感染、不正アクセスなどを手元操作でON/OFFして防止することを想定しておりました」という回答が寄せられている。
データ流出やウイルス感染時など、パソコンの非常時に何をすればいいか迷ってしまう。もちろん、状況によるが、手動でスイッチを切り替えることが効果的…というシーンもあるはず。
備えあれば憂いなし。いざという時のためにこのアイテムを持っておいて損はないかもしれない。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)