半数の人が経験したことがある恋のモヤモヤ 「好きだと知っているはずなのに…」
恋を取るか、友情を取るか。そんな究極の二択がここにも…。
■好きな人と親しげにする友達にモヤモヤ
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で53.0%の人が「好きな人と親しげにする友達にモヤモヤしたことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は48.8%、女性は57.3%という結果になっている。
■意中の彼と友人が同じクラスに
編集部が話を聞いた30代の女性は、「高校時代に、仲良しだと思っていた友人が、私がその人のことを好きだと知りながら彼との仲良しアピールをしてきたことがあって、モヤモヤどころかイライラしていました」と回顧。
1年生で同じクラスだったが、2年で分かれ、彼と友人が同じクラスになったことでこのモヤモヤが勃発。好きになってしまったならそう言ってほしいと伝えても、「そんなことないってば」と笑って流され、最後までモヤモヤしていたという。
結局彼に思いを伝えることもなく、その友人とも卒業以来連絡を取っていないそうで、今でも「こんなことなら好きな人を教えなければ良かった」と思い返すことがあるという。
■距離の近いママ友にモヤモヤ
ママ友の距離感が気に入らないという40代の女性は、「子供の幼稚園のグループで、BBQをしたり動物園に出掛けたりして、家族ぐるみで遊ぶことがあるのですが、ママの1人が妙に主人との距離が近くていつもモヤモヤしています」と述べた。
彼女自身の夫婦仲が円満で仲良さそうにしているので、ただ距離が近いタイプの人なのだと思うようにしているそうだが、会話の中でボディタッチがあったりするとつい気になってしまうという。
「自分がほかのパパたちに対して親しく立ち回れるタイプではないのでつい気にしてしまうのですが、波風立てて子供の仲に影響してしまうのも申し訳ないので我慢しています」と胸中を明かした。
■友情と恋愛を天秤にかける?
好きな人がいるとつい目で追ってしまうものだが、その視線の先で自分の友人が親しげにしていたら、羨ましく感じるだろう。「自分が好きだと知っているはずなのに」というモヤモヤした気持ちが頭をもたげてくるのは仕方がない。
友情と恋愛を天秤にかけるなどという話もあるが、親しくしているだけの段階でどちらか一方を選ばなければならないというのはなんとも寂しい気がする。しかし、我慢していたのでは精神的につらい。半数近くがこんなモヤモヤを抱えた経験があるというのだから、世の中うまくいかないものだ。
心の問題は計算式のように綺麗に解決できるものではないが、まずは素直にそのモヤモヤを友人に伝えてみるところから始めてもいいのではないだろうか。恋も友情も、欲張ったってバチは当たらないだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)