餃子の王将、21日からの値上げに何故かユーザー大歓喜 最高の「アッパー調整」と話題に

餃子の王将店頭に掲出された価格改定の張り紙。値上げにも関わらず、ユーザーからは「見てるだけでワクワクする」と称賛の声が。

2024/06/20 11:15

生活の様々なシーンで、物価上昇の影響をヒシヒシと感じる今日この頃。もはや、ここ数年で「値上げをしていない商品やサービス」のほうが、珍しいのかもしれない。

そんな中、X上では中華料理チェーン「餃子の王将」店頭に掲出された価格改定の張り紙が「素晴らしい」「見ててワクワクする」といった好意的な声が寄せられているのをご存知だろうか。

【関連記事】ザンギ=鶏の唐揚げのはずだが… なぜか1割が「とんでもないマッチョ」回答する事態に


画像をもっと見る

■王将もついに値上げ、しかし…

ことの発端は、Xユーザー・JETさんが投稿した1件のポスト。こちらの投稿には、王将店頭で撮影された張り紙の写真が添えられており、「一部商品の価格改定のお知らせ」と確認できる。

餃子の王将

王将も値上げか…とショックを受けた人もいるかと思うが、「改定価格」の横には「価格改定に伴う商品の改良点」が記されており、単なる値上げに留まらない辺りに、王将の真摯な姿勢が感じられた思いだ。しかしこのリスト、なぜか強烈な見覚えがあるような…。

餃子の王将

その正体についてJETさんは、ポスト本文で「餃子の王将の価格改定のお知らせ、格ゲーの調整みたい」と表現していたのだった。

関連記事:かまいたち、『餃子の王将』あのオプションメニューを絶賛 「これあるなしは全然違う」

■「格ゲーの調整」って何だ?

家庭用ゲームでバグが発見され、「バカゲー」や「クソゲー」の烙印を押されてしまうのは、もはや過去の話。現在のゲームではプログラムの一部アップデート、修正を行う「パッチプログラム」(通称、パッチ)を使用し、スピーディー且つストレスフリーな対応が可能なのだ。

格闘ゲームではバグの対応以外にも、新規キャラクター追加や、ゲームバランスの見直しのため、全体システムや各キャラの性能を調整する際に使用される。

格ゲー未経験者の中には「格ゲー=大雑把で大味」というイメージを持つ人もいるかと思うが、実際はその逆。キャラ調整で技の発生が1フレーム(1/60秒)遅くなっただけで強キャラが中堅キャラに落ち着いてしまったり、技が空振りした際の硬直時間が数フレーム伸びただけでキャラのランクが大きく変動するのはよくある話である。

そのため各タイトルの調整が発表されると、アッパー調整を受けたキャラの使用者からは歓喜の声が、弱体化調整(ナーフ)を受けたキャラ使いからは怨嗟と絶望の声が上がり、ネット上は混沌とした事態に見舞われるのだ。

ほんの少しの調整がゲームバランスを大きく変え、ユーザーの操作に多大なる影響を与えるため、キャラ調整発表の際は「具体的にどのような行動が可能・不可能となったか」「なぜこの調整を施したか」といった内容が併せて説明される。

では実際に、ゲーム『ストリートファイター6』の調整リストと、王将の価格改定リストを比較してみることに。その結果、衝撃の事実が明らかになったのだ…。

【Amazonセール情報】ココからチェック!

次ページ
■格ゲーマー「ライスが完全に波動拳」