成績不振の中日ドラゴンズ・立浪和義監督に高木豊氏が独自提言 「選手を信じて」
4月は首位に立つも、17日終了時点で東京ヤクルトスワローズと同率5位となっている中日ドラゴンズ。高木豊氏は、立浪和義監督に独自の考えを力説した。
■立浪監督に高木氏が提言
17日終了時点で東京ヤクルトスワローズと並んでセ・リーグ5位となっている中日について語った今回の動画。
高木氏は立浪監督に「選手を信じるということだよ。信頼関係が成り立たないと、仕事にならない。たとえば同じ会社の中でも、疑いながら、認められずにやっている雰囲気って絶対良くないはずだし、結果も出せない。そういう人たちを信じることだよ」と持論を展開する。
■「信じたオーダーを出して」
さらに「信じた人に対しては責任が生まれてくるはずだよ。信じないと責任を取れないよ。だって、『どっちみち疑ってんだろ?』となる。それは以心伝心で感じるものがあるよ、人だから」と高木氏は語る。
続けて「後半戦に向かう前に、信じたオーダーを出すということだよ。みんなのミーティングの前で説くということ。相当なことがないと代えない。代えられるということは、逆に言えば、代えられた選手は責任を全うされてないっていうこと。それを判断していく」と指摘。
そのうえで「状態を見てこいつに代えるからって。打順というのは大きく代えないけども、『このメンバーで大体いく』ということを言ったほうがいい。責任を持たせたほうがいい」などと考えを示した。
■立浪監督は選手を信じきれてない?
森藤恵美は「今の立浪監督の毎日打順を変えたり、ポディションが変わってしまったりすることに関して、豊さんはどう思いますか」と質問する。
これに高木氏は「信じきれてない。括弧たる自信があれば、絶対代えないはずなんだよ。それなりの疑いがあるから(代えている)。『こうなればいいな』という憶測でやってる」と指摘。
そして「勝負だから計算じゃないとダメ。これだったら絶対こうなるという言い切ってミーティングで。それでスタートさせるべき。勝負事っていうのは勝算を持って戦わないと勝てないよ」と力説していた。
■4月は首位に立つも…
4月に首位に浮上した中日だが、5月に入ると負けが混むようになり、下位に転落。交流戦も7勝11敗と負け越した。
不調が続く状況だが、セ・リーグが混戦のため、首位とは6.5ゲーム差。大型連勝などがあれば逆転優勝の可能性もある。