Mrs.GREEN APPLEのMVが公開停止 「変わらず応援」「大切に聴く」ファンから励ましの声
Mrs.GREEN APPLEが、「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現」があったとして新曲「コロンブス」のMVの公開を停止。ファンからは励ましの声も寄せられている。
ロックバンド「Mrs.GREEN APPLE」が13日、公式サイトを更新し、新曲「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)を公開停止することを発表。公式Xには、ファンから対応への評価や励ましの声も寄せられている。
■MVの表現が物議
「コロンブス」のMVはきのう12日にYouTubeで公開。大森元貴がコロンブス、若井滉斗がナポレオン、藤澤涼架がベートーヴェンと歴史上の偉人に扮し、一緒に旅をするという展開で、旅の道中で出会った類人猿たちにピアノの弾き方や乗馬を教えたり、人力車を引かせたりするといった場面があった。
これらの表現について、大航海時代の航海者クリストファー・コロンブスによる「教化と奴隷扱いを正当化」などと批判が集まり、Xでも物議をかもしていた。
■「理解に欠ける表現」謝罪
バンドの公式サイトではこの日、「本映像はMrs.GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project−MGAで制作いたしましたが、歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました」と報告。
「当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、「今後はこのような事態を招くことのないよう細心の注意を払い、皆様にお楽しみいただける作品をお届けしてまいります」としている。
■「賢明な判断」「応援し続けます」励まし
批判的な声の一方で、バンドの公式Xには、ファンから「残念なことですが、適切な対応だと思うので受け止めたいと思います」「すぐに対応してくださったのはよかった」「賢明な判断であると思いました」と対応について評価する声が。
また、「今までも、これからも、私はMrs. GREEN APPLEを愛していますし応援し続けます」「コロンブスが素晴らしい楽曲であることには変わりないです!」「MV観れなくても曲は聴くから!」「楽曲はとても素敵だし大好きだから、大切に聴くことに変わりありません」「これからも変わらず応援しています」と励ましのコメントも寄せられている。