張本勲氏の現役時代“強烈エピソード”を愛甲猛氏が告白 「バスで必ず補助席に…」
元ロッテの愛甲猛氏が新人時代に見た張本勲氏現役時代の破天荒エピソードを告白。岡崎郁氏も驚いたようで…。
■張本氏のエピソードを告白
愛甲氏がロッテ入団時を振り返った今回の動画。話題は現役晩年の張本氏へと移る。
同氏は当時監督を務めていた通算2,271安打の山内一弘氏に言及し「張本さんは自分のほうが実績が上だという意識があって、山内さんも名球会で凄いじゃないですか。だからシーズン中も攻防がすごかった」と回想。
続けて「『ダメだあんた、こんなところでエンドランは』と怒っちゃうんですよ」と告白。これには岡崎氏も「マジで? 選手で?」と驚いた。
■相撲が終わるまでベンチに来ない?
さらに愛甲氏は、田淵幸一氏らが在籍していた西武ライオンズとの乱闘で張本氏が相手を震え上がらせたエピソードを紹介し「(映画の)『仁義なき戦いみたいだった」と笑う。
また「張本さんって試合中は相撲が大好きだから、相撲が終わるまでベンチに来ないんですよ。ギリギリぐらいに来て。6時じゃないですか、開始。そこまでずーっといる」と告白。
岡崎氏が「相撲は6時に終わるじゃん。試合は6時からじゃないの? ノックしないの?」と質問すると、愛甲氏は「ノックなんかでないですよ」と語った。
■大選手なのにバスでは補助席
愛甲氏は張本氏が移動のバスで必ず補助席に座っていたことを告白。当時の球団マネージャーから「ハリさんが、なんでバスの中で補助席に座ってるか知ってるかって」と質問されたことを明かす。
そして「張本さんって、1番前の補助席に座っているんですよ。ずっと不思議に思ってたんですよ。なんでこんな大選手が補助席に座ってんだって。荷物を窓際のイスに置いて、補助席の1番前にドーンと座ってるんですよ」と解説。
続けて「(マネージャーが)『なんでかわかるか』って。『あれはな、窓際に座っていたら、いつ銃弾(タマ)が飛んでくるかわからないからなんだよ』って」と話し、岡崎氏を驚かせていた。
■晩年はロッテでプレー
張本氏は東映フライヤーズ(現北海道日本ハムファイターズ)、読売ジャイアンツと渡り歩き、現役晩年の1980年にロッテオリオンズに入団。2年間プレーした。
ロッテ時代に日本プロ野球では前人未到の3,000本安打を達成。野球選手としての突出した記録とともに、球界屈指の武闘派としても知られている。