“元マリカー集団”ストリートカート、渋谷で完全復活も… 「周りの迷惑を考えろ」近隣住民が怒り

東京・渋谷をゴーカートで走るストリートカート集団に遭遇。コロナが落ち着き復活したが、近隣住民から怒りの声があがっている。

2024/05/31 05:30

ストリートカート

人気ゲームキャラクターのコスチュームに身を包み、東京の公道をゴーカートで走行していた「ストリートカート」。コロナ禍で休業状態にあったが、渋谷で復活を遂げていた。

近隣住民は、交通マナーに眉をひそめているようで…。

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■渋谷を走る「ストリートカート軍団」

4月下旬、渋谷の道玄坂付近を歩いていた記者の後ろからブオンブオンという大音量が聞こえてきた。振り返ると、赤や青、ピンクなど色とりどりの衣装をまとった外国人5~6人がゴーカートに乗っている。

ストリートカート

エンジンをふかせながら、仲間同士で大声で騒いでいた。彼らが乗るゴーカートを見ると、「Street Kart」という文字が。その文字を見て、驚いた。

ストリートカート

2年前の2022年4月、記者が渋谷のストリートカート店舗に足を運んだ際はシャッターが下ろされ、看板もなくなっていたからだ。てっきり閉店したと思っていたが、新型コロナウイルスの感染が落ち着く中で復活したのだろうか…。

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■任天堂から訴えられたことも…

ストリートカートは、2015年頃から流行した外国人観光客向けのアクティビティ。当初は任天堂の人気ゲーム「マリオカート」風のコスプレで秋葉原や渋谷、品川などの公道を走行していた。

だが、17年に「本家」任天堂が同社のキャラクターの画像や映像を許諾なしに宣伝・営業に利用していたことを問題視し、裁判に発展。20年に任天堂が勝訴して、ストリートカート側は5,000万円の賠償金支払い命令の判決が下された。

こうした経緯や交通ルールを守らずに走行する利用客も多いことから、ネット上ではストリートカートを批判する声が多かった。一時、休業状態にあった渋谷の“元マリカー集団”はどうなっているのか、現地に足を運んだ。

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