『虎に翼』回想シーンと思いきや… 寅子と優三の会話“あること”に気づいた視聴者「涙が止まりません」
30日放送の朝ドラ『虎に翼』では、寅子(伊藤沙莉)が優三(仲野太賀)からかけられた言葉を振り返るシーンが。前回の同じ場面との“大きな違い”に「優しい演出」の声も。
■思い出の河原へ
兵士の復員を伝えるニュースに思わず聞き入り、優三が生きているわずかな可能性を期待した寅子だったが、ある日、優三からお守りを手渡されたという人物が訪ね、優三の最期について伝える。
はる(石田ゆり子)から「自分のためだけに使うように」とお金を渡された寅子は、闇市で焼き鳥を買い、優三と2人で「おいしいもの」を分け合っていた河原にたどり着く。
そこで優三からかけられた優しい言葉を振り返ると、焼き鳥を食べながら初めて声をあげて泣いた。
■「こんなシーンだったっけ?」
寅子が、出征前の優三からかけられた「寅ちゃんが後悔せず、心から人生をやり切ってくれること、それが僕の望みです」という言葉を回想する場面について、Xでは「こんなシーンだったっけ?」との声が。
前回の同じ場面では、向き合って立って話す優三と寅子を斜め後ろから見ている形だったが、今回の回想では、優三が寅子の隣に座って語りかけており、寅子の服装も違っている。
■“イマジナリー優三さん”に涙
Xでは、「寅子のイマジナリー優三さんなので、あのときのトラちゃん全肯定の場面を別テイクで撮ったVer.なんだね」との指摘が。
「そっか、あの優三さんは回想じゃなくて寅子のイマジナリー優三さんか」「河原で出てきたイマジナリー優三さんが穏やかというか優しすぎて泣いちゃったよね」「思い出の中の優三さんではなく、今ここに来てくれているって感じて涙が止まりませんでした」といった声があがった。
■「ずっと寅ちゃんの心に」
さらに、「優三さんはいつでも寅子ちゃんの心に寄り添って隣にいてくれるけど、背中はさすってくれないし涙は止めてくれないし抱きしめてもくれない。寂しいね」とのコメントも。
「あのときにいっしょにいた(回想)じゃなくて、きょうそこに確かにいたの。そう受けとってかまわないですよという優しい演出だったことにも泣きました」「同じ台詞だけれど、寅ちゃんの隣に寄り添って優しく見つめながら言葉をかけていた。これからも優三さんは、ずっと寅ちゃんの心に住んでいて必要なときに言葉をくれるのだろう」と思いを馳せる人もみられた。