『虎に翼』上川周作“直道”の出征シーン 当時「絶対に言ってはいけなかった」夫婦の会話に涙腺崩壊…

22日放送の朝ドラ『虎に翼』で、上川周作演じる直道に召集令状が届く。出征を見送る花江(森田望智)とのやり取りに「つらい」「やるせない」の声も。

NHK

22日放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、寅子(伊藤沙莉)の兄・直道(上川周作)が出征することに。その見送りの際に、花江(森田望智)と直道が交わした会話が、Xで話題を呼んでいる。

【画像】直道の無事を願う花江


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■耳元で「絶対帰ってきてね」

花江は直道に召集令状が届いたことをはる(石田ゆり子)に知らせ、2人で涙を流す。出征前に家族が揃った食事の席で、直道は「俺には分かる。日本はこの戦争に勝って、子供たちにとってもっともっといい国になっていくって」などと笑顔で語る。

出征の日の朝も明るく振る舞っていた直道だったが、花江を抱き締めると、涙をこぼしながら「俺、寝られるかな。花江ちゃんが隣にいなくて」と弱音をこぼす。花江は「大好きよ、直道さん。絶対帰ってきてね」と耳元でささやいた。

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■「望んではいけなかった」

この当時、出征の際には家族や近隣の人が集まって盛大に見送るのが慣習となっていた。劇中でも、抱き合う直道と花江をとがめようとする近所の人もいた。

そんな中での夫婦の会話に、Xでは「この頃、出征する人に生きて帰ることを望んではいけなかった。お国のために死んでこい、と送り出さねばならなかった。だから花江ちゃんは、誰にも聞こえない小さな声で言うしかなかった」「花江ちゃんと直道さんの涙がお互いの服にかかるの泣けた。あの時代『帰ってきて』なんて言えないから」との指摘がみられた。

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■夫婦の絆に感動の声

花江の本心に、「『生きて返ってきてね』という言葉を人様の前では言えなかった時代だから、囁くように伝えた花江ちゃんの想い…苦しい」「花江ちゃんがつぶやくようにしか言えない『絶対帰ってきてね』がつらい」「『絶対帰ってきてね』花江ちゃんの願いが心に染みる。深い絆と愛が漂う台詞に感動」との声も。

さらに「こんな出征初めて見ました」「あの別れが実際に何百万の夫婦の中で行われたのかと思うとやるせない」「普通の人が国のために戦争に駆り出される時代だったんだよね。生きて帰ってきてお兄ちゃん…」とのコメントも見受けられた。

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