岡田彰布監督の“スタメン大幅変更”を田尾安志氏が称賛 「なにかやってくれそうな…」
16日の試合で4番に原口文仁、5番に糸原健斗を入れる新打線で勝利した阪神タイガース。岡田彰布監督の決断を田尾安志氏が称賛。スタメン落ちの大山悠輔に苦言も。
■岡田監督がスタメンを大幅改造
16日にバンテリンドームで行われた中日ドラゴンズ対阪神タイガースの試合を振り返った今回の動画。
岡田監督はこの試合で、これまで4番を打ってきた大山悠輔選手を外し、原口文仁選手を起用。さらに5番サード糸原健斗選手、1番ライト井上広大選手を入れるなどした新オーダーに。
この起用が見事に当たり、糸原選手がタイムリー、原口選手は3ランホームランを放ち、9点を取って快勝した。
■決断を称賛
田尾氏は試合を振り返り「今日はなんと言っても、スターティングメンバーの顔ぶれがガラッと変わったっていうところですよね。とくに4番に原口を持って行って、 5番に糸原を持ってきた」と指摘。
続けて「これまでの打撃陣を見てましたら、4番5番でそんなに大きな期待ができない。 そういうような展開が多かったんですが、ずっと解説してまして感じたのは4番、5番が『なにかやってくれそうだな 』。そういうものを感じさせてくれた原口と糸原だったんですよね」と語る。
そして「期待できるバッターを使うというのも、これも監督の大きな仕事だなと感じましたね」と岡田監督の打順改造を称賛した。
■大山選手は「かなり重症」
ベンチスタートとなった大山選手については「途中から出てきて1打席立ったんですが、全く合わない三振に終わってしまいました」と紹介。
続けて「いつ見ても外のスライダーに対して引っ張りスイング。それも全く合わない空振り。これはかなり重症だなと。トータルでは多分打ってくれるとは思うんですけれども、現状はどん底と言ってもいいぐらい、内容が悪すぎます」とバッサリ斬る。
そして「そこに原口が出てきてくれて活躍した。糸原はやっぱりコンスタントに結果を残す。 そういうことからすると、現状このメンバーがいいのかな。これにあとは森下翔太をどういうタイミングで使っていくかになっていくんだと思う」と持論を展開した。
■開幕戦のクリーンナップがスタメン落ち
16日の試合では今季開幕戦でクリーンナップに入った森下、大山、佐藤輝明の3選手がすべてスタメン落ちするという、思い切ったメンバーだった。
佐藤選手が2軍降格、大山選手が不調のなかで代わりに出場し、活躍した原口・糸原両選手。今後、スタメンが増える可能性もありそうだ。