『虎に翼』仲野太賀“優三”、一世一代プロポーズの裏で視聴者爆笑 「なんて副音声解説だ!」その理由は…
16日に放送されたNHK朝ドラ『虎に翼』での、仲野太賀演じる優三と伊藤沙莉演じる寅子の胸キュンシーンに視聴者が爆笑のワケは…。脚本の吉田恵里香氏が明かす秘話も。
16日あさ放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』で、仲野太賀演じる優三が伊藤沙莉演じる寅子へプロポーズ。緊張により差し迫った優三の“腹”実況に爆笑する声が上がった。
【ポスト】胸きゅんと爆笑が入り交じるプロポーズシーン、じつは…
■見合いが難航する中、現れたのは…
社会的信頼度、地位を上げる手段としてお見合いを決意した寅子だったが、寅子の年齢が25を超えていることで相手探しから難航。ようやく見つかったと思えば「弁護士をするご婦人は何だか怖そうだ」との理由から断られてしまう。
落ち込む寅子だったが、そこへ猪爪家に下宿していた元書生の優三が来訪。寅子がお見合い相手を探していることを寅子の父・直言(岡部たかし)から理由を含めて聞いたと言い、「僕じゃ駄目でしょうか!?」と結婚を申し込んだ。
■緊迫する優三の腹
以前から緊張すると腹を下す優三だが、このときも緊張感が漂っており、腹の不調音が鳴り響く。
優三も社会的地位が欲しくて結婚したいと受け取った寅子は申込みを受けるが、握手をした直後に優三の腹具合は限界に…。
腹の音が鳴るなか、「良かった~! ハハハ、良かった~!」と喜びを溢れさせると同時に溢れ来る便意を堪えきれず、「べ、便所! 便所借ります!」と便所へ駆け込んだ。
■副音声が“腹実況”
「お腹の調子が悪くなるほど真剣にプロポーズをしようとしている優三さんの誠実な気持ちや人柄が伝わってきました」「司法試験と同じぐらい緊張してたってことよね、それぐらい一世一代のプロポーズだったんだ」と、視聴者には優三の本気度が伝わったプロポーズ。
「最高だったな今日、ドキドキしたな今日」と大満足の声が上がるが、その一方で「今日の放送は、ぜひ副音声付きで…(泣笑)」「とりあえず副音声ONにして観てほしい」との声が…。
じつは副音声で解説されていたのは仕草や表情よりも「腹に差し込み」「差し込み2発目」「激しい差し込み」「ヤバい!」「尻を押さえて、中腰で走る!!」といった優三の“腹”の様子がメインだった。
■「なんて副音声解説」「最高でした」
これに「差し込みって(笑)」「優三さんの腹の差し込み実況(笑)なんて副音声解説だ!!」「面白いからいつも副音声つきで観てるんだけど今日のはとくに面白〜い(笑)」と視聴者は爆笑。
「声にも力が…」「だんだんと声のトーンも緊張感増してく感じが(笑)」「餅つきの合いの手みたいな副音声が最高でした!」と秀逸な表現を絶賛する声が上がった。
ちなみに脚本を手掛ける吉田恵里香氏によると、じつはこのシーンは「シナリオでは『流石にやりすぎか』と、お腹が痛くなるのはやめたんですけど(ネタになっちゃうから)、それをキチンと最高な場面にしてくれたのは2人のお陰です」とのこと。
思いがけず実現した名シーンに「胸きゅんプロポーズとしても、過敏性腸症候群仲間としても、私にはスタンディングオベーションの演出でした!!」との声が上がっている。