阿部慎之助監督の“オドーアへの処遇”に柴田勲氏が苦言 「オープン戦だけで…」
オープン戦終了後帰国した元読売ジャイアンツのルーグネッド・オドーア。柴田勲氏は、阿部慎之助監督の処遇を疑問視する。
■柴田氏が阿部監督に苦言
前回の動画で阿部監督の言動に苦言を呈していた柴田氏は「5番で大金をはたいて採ったオドーア。2軍に落としたじゃない? あれも間違いだと思う」とオープン戦前にオドーア選手を2軍降格とした同監督の処遇を疑問視する。
続けて「ああいうのをやっちゃだめ。オープン戦で打てないからって、巨人が何億円も出して拝み倒して来てもらった選手をオープン戦だけで、打てないからファームに落とすというのは、俺は解せない、俺はね」と持論を展開した。
■岡崎氏も柴田氏に理解を示す
柴田氏はさらに「落とすんだったら何試合か使って、それでも結果が出ないと。だからファームでちょっと調整してくれとかといえば、俺はオドーアは帰らなかったと思う」と指摘する。
岡崎氏も「そうですよね。選手が納得する、しないはちょっと違う話かもしれないけど、本人が納得しないと調整をしろと言っても、本気で調整できないですよね。 調整しないと思いますよ、選手自身が納得をしていかないと。アメリカに帰らないにしても、ちゃんと調整できない」と柴田氏の意見に納得した。
■オドーア選手の心情に理解
柴田氏は「2軍の選手にプラスにはならないよな。あなたの立場だから言いにくいかもわかんないけど、俺だったら思う」とバッサリ。
続けて「何試合かダメだったらわかるけど、オープン戦で打てないからって、吉村(禎章)が一生懸命採った選手をファームで調整してくれと説得したって、本人プライドがあるよ。『5番バッターで来てください』と頼んだんだからさ」とオドーア選手に同情する。
岡崎氏が「柴田さんが2軍のコーチになってくれたときとずっと同じように、相手の気持ちを考えて言う人なんですね」とつぶやくと「相手の気持ちを考えるわけじゃないけど、常識だろうと思うよ」と柴田氏は話していた。
■オープン戦で結果が出ず帰国
オドーア選手はメジャー通算178本塁打の実績を引っ提げ、巨人に入団。クリーンアップとしての活躍が期待されていた。
ところがオープン戦で結果が出ず、開幕2軍スタートを命じられると帰国を希望。球団が承認し、退団となった。
同選手は帰国後、ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ模様だ。