『あさイチ』スマホのパスワード 個人情報の漏洩にもなる“見落としがちな盲点”があった…
14日放送の『あさイチ』では、スマホで使用するパスワード管理について解説。自動生成機能は便利だが多くの人が気づいていない“盲点”が…。ハッとした視聴者も。
14日放送の『あさイチ』(NHK)では、スマートフォンでのパスワード管理で、見落としがちな“盲点”について紹介。Xでも反響を呼んでいる。
■つい使い回しがちだが…
アプリやサイトで使用するパスワードは、管理するのが面倒で、つい簡単なものにしたり、同じものを複数のサイトで使い回したりしがちだ。しかし、1度パスワードが流出してしまうと、内容によっては個人情報の漏洩にもつながり簡単に悪用されてしまう。
スマートフォンでは、アプリやサイトのパスワードの脆弱性について確認する機能もあるが、出演者が自分のスマートフォンを確認したところ、MCの博多華丸は21、博多大吉は88のパスワードに脆弱性があると判定された。
■便利な機能の“盲点”
そこで番組では、スマートフォンによる自動生成で、複雑なパスワードを作成することを推奨。自動生成されたパスワードはスマートフォンに記憶され、ログインの際に自動で入力されるため、わざわざ複雑なものを覚えておく必要もないという。
しかし、この機能にも“盲点”が。それは「スマホのアカウント」自体の管理。生成された各サイトのパスワードは、クラウドに保存されている。これを一軒家に例えると、Apple IDやGoogleアカウントは、この一軒家のカギにあたる。家のカギが盗まれてしまうと、いくら強固なパスワードを作っていてもすべて盗まれてしまう。そのため、アカウントのパスワードもしっかりと強固なものにしておく必要がある。
■自動生成できない点に注意
ただ、Apple IDは自動生成することができないため、自分で複雑なものを考えなければいけない。大吉が「絶対忘れちゃいけないから、ちょっとでも覚えやすいやつを多少自分なりに工夫して、ってなるけど…」と話すと、鈴木奈穂子アナウンサーは「(パスワードを)紙に書きたい!」と思わずポツリ。
これに、防犯アドバイザーの佐々木成三氏は「スマホのメモに残すよりかは、紙に書いたほうがいいです。(スマホが)盗まれてしまうと、それが綺麗に盗られてしまうので」と話していた。
■「さっそく変更した」「怖い」さまざまな声
放送をみていた視聴者の中にはハッとした人も多いようで、「脆弱なパスワードけっこうあった」「少しずつ変えたほうがよさそう」「パスワードの使い回ししてますわ。セキュリティチェックに5件引っかかっていたので、さっそく推奨強力パスワードに変更した」との声が。
スマホの自動生成機能については便利な一方で、「大事なパスワードをスマホ任せにするのは怖い」「スマホ壊れたりしたときが心配なんだよね」「一番心配なのは携帯をなくして何もわからなくなることなんです…」と案ずる声も。
「パスワードはノートに書く派」「ID、パスワード、サイト名をメモ帳に書いておくといいよ。忘れたときだけでなく、自分が亡くなったときに家族が有料サイトの解約するときに有効」「使わなくなったサイトは解約して記録してあるパスワードは削除して、ときどき整理したほうがいいぞ」など対策をしているとのコメントも見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)