朝8時から大行列の“変則的”ラーメン店、味もボリュームも最高なのにコスパも神レベル

新橋で早朝から行列をなすラーメン店がある。駅前のレトロビル地下1Fにある「ニューともちん」だ。

■手際良い職人さんの動き

ニューともちん

店内はスタンディングオンリーで7人だけが入れる。チケットを購入し15人ほどの入店待ち列に並び直したが、じつに回転がよく、約20分後には記者もカウンターに着くことができた。

厨房は歩き回れる範囲がたたみ1畳分ほどしかなく、そのスペースを最大活用しながら手際よく職人さんがラーメンを作っている。チャーシューは麺を茹でている間に、スライサーで切り出していき、合間に洗い物、そしてネギを切り、丼にスープを入れ…まさに流れるような一連の作業だ。

時折1万円札の両替対応なども行い、そのスピーディーな一挙手一投足を客たちは見守っている。…そう、俺のラーメンは次か、その次かとワクワクしながら。

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■コスパも味も最高

ニューともちん

間も無くラーメンが完成。記者の前に運ばれてきた一杯は、まるでチャーシューメンかのように、肉で麺が隠されたコスパ抜群の逸品だった。醤油スープはキレがあり、出汁の旨味が十二分に出ている。表面には美味しさを増す透明な脂が浮かんでおり、濃厚麺は佐野ラーメンを思わせる平打ち麺。噛むごとに小麦の美味しさが溢れる最高の味だった。

自慢のチャーシューはしっかりタレが染み込んでおり、脂身のしつこさが皆無。やや厚めにカットされた長ネギとの相性が良く、コリコリ食感の細切りメンマも抜群にウマい。あっという間にすべてをすすりあげ、完食。次のお客さんのことを考え、みな足早に店を出ていく。

これで750円は信じられないレベルで、常連と思われる出勤前のサラリーマンはトッピング「ワカメ」を2つ乗せ楽しんでいた。

営業は夜8時まで。朝から極上の一杯を楽しめたら、その日の仕事も一段とはかどりそうである。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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