阪神タイガース・大山悠輔の打撃に田尾安志氏が苦言 「相手の術中にハマっている」
田尾安志氏が、不振が続く阪神タイガース・大山悠輔の打撃に苦言を呈し…。
■先週の阪神を振り返り
先週の阪神タイガースを振り返った今回の動画。話題は低調が続く打線へと移る。田尾氏は「全体的に打線が湿っていると感じている」と指摘し、レギュラー陣の「直近5試合の打率」を読み上げていく。
そして「打席数がそこそこ行ってるなかで、合格点を与えられるなって思えるのは近本(光司)1人ですね。 近本以外のバッターは本当にことごとく、みんな打率が低いというところが目立ちました。これだけ全体的に打てないと、ピッチャーががんばってもなかなか勝てない。そういうような形になりますね」と分析した。
■大山選手の打撃に苦言
さらに田尾氏は「日曜日のゲームを見ていて気になったのは、大山(悠輔) 選手のバッティング。外のスライダーをすべて引っ張っていました」と阪神の4番を打つ大山選手の打撃に言及。
続けて「あれを右中間に打つ気でいっとけば、もうちょっと違った結果になると思うんですけれども、全部ひっかけてしまうというね。これはなんなんでしょうかね。もうちょっと大山なら考えて打てると思うんですけれども」と同選手の打撃に苦言を呈した。
■木浪選手にも持論を展開
大山選手に田尾氏は「大山のスイングはちょっと気になりましたね。(直近5試合) 18−2の結果はこんなもんなのかなという気がしますね。 5試合やって3試合ノーヒットがあるわけですよね 」と指摘する。
また、木浪聖也選手にも「あとそんなに目立ってないけども、ちょっと調子が出てないなっていうのが木浪ですよね。 15−3、2割。この木浪も、今シーズンは空振りが多いですよね。まあ僕は前、1度お話ししましたけれども、体重の移動が小さくなりすぎています」と分析した。
■打撃不振が続く阪神
阪神は先週2勝3敗と負け越し、4月下旬からキープしてきた首位を一時読売ジャイアンツに明け渡した。1日で奪い返したものの、現在0.5ゲーム差となっている。
打撃陣の不振が目立ち、12日終了時点でチーム打率は2割2分9厘でリーグ5位。最下位は1厘差で巨人という状況に。
一方でチーム防御率は阪神が2.25でリーグ1位、巨人が2.30で2位。投手陣の奮闘が順位につながっている感がある。