大城卓三の“FA宣言の可能性”を高木豊氏が分析 「今のような扱いだと…」
高木豊氏が読売ジャイアンツ・大城卓三の「FA宣言の可能性」を分析。このままの起用法なら他球団に?
■大城選手はFA宣言する?
高木氏は順調に行けば今季FA権を取得する見込みである大城選手の「FA宣言の可能性」を質問されると、「起用法が現状のままであれば、それはなかなか残って修行するっていうのは、厳しいよな」と分析する。
森藤恵美が「本人的な気持ちでも、フルで出たいと思っている?」と質問すると、同氏は「それはそうでしょ。そうじゃないとお金も稼げないしさ。 自分の力っていうのも、自分でわかるしね。働き場所を見つけて出るかなという感じがするけどな」と語った。
■他球団の評価は「聞いてもしょうがない」
大城選手がFA宣言をしたうえで、残留も含めて「他球団の評価を聞く」可能性について高木氏は「どうなんだろうね。他球団の評価は聞いてみたいと思うし、他球団は聞いたところで良いことしか言わないからね、欲しいから」と高木氏は分析する。
さらに「だってそらそうでしょ。正直に『君はリードがどうのこうの』とか絶対に言わないよね。君の力が必要なんだと。最大限の評価を示していくと思うんだけど、そんな評価を聞いてもしょうがないんだよ。 だから自分が巨人に残りたいのか、残りたくないのか。他球団に行きたいのか、行きたくないのかもうそこだからね」と話した。
■このままの起用法なら…
話を聞いた森藤は「条件として、自分が主戦で出られるとなった、そちらに行きますよね」と質問。
これに高木氏は「 同じ条件で来たときに、まあこっちでは2番手でいる、こっちは主戦で、同じ金の条件で3年間、4年間と言ったらさ、 大城の性格としてどっちを選ぶかなと思って。楽なほうを選ぶのか、レギュラーとしてキャリアを積むほうを選ぶのか。これは性格だな」と持論を展開する。
森藤が「どっちですかね、やっぱり主戦ですか?」とつぶやくと、「俺は野球選手だったら、そうだと思うよ。キャリアを残したいと思う」と話し、「今ののような扱いだと可能性はある」とまとめていた。
■宣言すれば他球団が獲得に名乗り
大城選手は6年間で59ホームラン、223打点。2023年はレギュラーとして134試合に出場し、打率2割8分1厘、16ホームラン、55打点とキャリアハイの成績を記録している。
阿部慎之助監督が就任した今季は小林誠司選手、岸田行倫選手との併用に。その影響もあってか打撃不振になり、打率が1割台に。8日に一軍登録を抹消された。
現状同選手がFA宣言をするか否かは不明だが、球界屈指の「打てるキャッチャー」だけに、宣言すれば他球団が獲得に名乗りを上げる可能性が極めて高い。