栗原心平氏の「レンジ茶碗蒸し」はレンチン2分30秒が要 いつでも作れて本格的な味わい
栗原心平氏の「レンジ茶碗蒸し」は、思い立ったらすぐ作れるうえに本格的だ。
寒いときは出汁が効いた茶碗蒸しのような温かい料理が、よりいっそう美味しく感じる。しかし、茶碗蒸しは蒸し器を用意するのが面倒と感じている人もいるだろう。料理研究家・栗原心平氏がYouTubeチャンネル『ごちそうさまチャンネル』で紹介している「レンジ茶碗蒸し」は、レンチンで思い立ったときにすぐ作れるそう。編集部でも作ってみた。
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■6人分を電子レンジで簡単に
茶碗蒸しの材料はこちら。
卵:2個
かつおだし:300㏄
みりん:大さじ1
塩:小さじ1/2
鶏もも肉:50g
かまぼこ:6枚
三つ葉:適量
鶏もも肉は、親子丼やかまめし用を使うとあらかじめ小さく切ってあるので便利。なければ、カットして使おう。皮の部分は外しておく。
これ以外にも銀杏やしいたけ、小ぶりの海老などを入れても美味しい。注意しなければいけないのが舞茸。「舞茸には卵を固めない成分が入っているので、茶碗蒸しには適していない」と栗原氏は言う。お好みの具材で作ってみてほしい。
■さっと作れて便利
鶏肉は1cm〜1.5cm角、三つ葉はざく切りにしておく。鶏肉が大きすぎると火が通らないので、小さめにカットしよう。
かつおだしに卵を入れてかき混ぜる。黄身のかたまりがなくなったら、みりんと塩を加えてさらに混ぜよう。
よりなめらかに仕上げるために、一度ざるで漉す。
器に鶏肉と薄切りにしたかまぼこを入れて、卵液を流し込んで三つ葉を散らす。電子レンジで蒸すため、容器と量がポイント。小さめの器で6個分だ。胴回りの小さい器が適している。
3個を電子レンジ600Wで2分半加熱が目安なので、大きめの器で3つや4つにして作りたい場合は、加熱時間を調整する必要がある。
記者が使った容器はそばちょこ。半分くらいまで卵液を入れて、ラップをかけず加熱した。
レンチンで茶碗蒸しを作るときには、器によって加熱時間が異なるため、2分30秒経った時点で一度様子を見てほしい。器のふちの表面がふつふつしてきたらいい感じだ。一旦、器を取り出し揺らしてみて、茶碗蒸しがぷるぷるしていたらもうOKだ。
■体がほっこり温まる…
出汁が効いた本格的でなめらかな味。電子レンジとは思えない出来栄えだ。2分30秒で全体に火が通るのか心配だったが、鶏肉もしっかり加熱されていた。
「表面がふつふつしてきたらすでに火が通っている証拠なので、それ以上加熱すると破裂して“ス”が入ってしまう」と栗原氏。やはり加熱しすぎないことがポイントのようだ。
パッと思い立ってすぐレンチンでできる茶碗蒸し。朝ごはんやもう1品ほしいときにおすすめ。
■執筆者プロフィール
池田かおるこ:グルメ、レビュー記事をメインに執筆しているライター。
日々の晩酌をいかに美味しく楽しむかは、もはやライフワークに。簡単でコスパ良し、激ウマなお酒に合うレシピを探して実践中。「特別な材料や凝った調理法はなし。でも美味しい」と思えるレシピを中心に紹介します。
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(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)