佐藤輝明のバッティングに掛布雅之氏が喝 「気持ちが前に出ない三振を繰り返すなら…」
阪神タイガース・佐藤輝明に普段温厚な掛布雅之氏がかなり厳しく「喝」。その理由は…。
野球解説者の掛布雅之氏が、自身のYouTubeチャンネルで阪神タイガース・佐藤輝明選手に苦言を呈した。
■佐藤選手に掛布氏が…
先週の阪神タイガースを振り返った今回の動画。そのなかで現在打率が2割を切っている佐藤選手の話題へ。
掛布氏は「ゲームを見ていて、佐藤の打席の中で、三振をしても凡打してもいいんですけど。私が現役をいろんなことがあって、辞めようという自分の気持ちが揺れ動いてるときの打席の中で、集中力を欠いて、ああいう佐藤のような、無気力な三振を僕も経験したことがあるんだけど、ただそれはもう僕が野球を終わるときですよ」とコメント。
続けて「佐藤が気力のない、気持ちが前に出ない三振を繰り返すようであれば、1打席で勝負できるバッターじゃないので」と2軍調整を進言した。
■現状に「喝」
さらに掛布氏は「ゴールデンウィークのゲームはデーゲームですし、甲子園球場はスコアボードがひらがなになるんですよ。これは子供たちが来るからでしょ。その子供たちの憧れって佐藤ですよ。ホームランを打てるんだから」と指摘。
そして「その佐藤がゴールデンウィークの甲子園のときに、スタメンから外れるということは、あってはならないことですよ。これは佐藤に厳しいことを言って申しわけないけど、喝ですね」と苦言を呈した。
■「昨年オフからの準備は…」
佐藤選手の現状には「ここに来て状態を落として、スターティングメンバーから外れるような、昨年のオフからやってきている準備は、なんなんだっていう」とバッサリ。
続けて「4年目になりますけど相手のチームの攻め方って、ほとんど変わってないんだよね。厳しいことを言って申し訳ないけど、佐藤に対するエールだと思ってもらいたい。佐藤のバットなくして連覇はないと思うので。佐藤は今後どうなるのか、岡田監督がどういう判断をするのかなというのは大きなこれからのポイントになるんじゃないかな」と分析していた。
■打率1割台と苦しむ佐藤選手
4月30日終了時点で佐藤選手は打率1割8分8厘と苦しんでおり、糸原健斗選手にスタメンを譲る試合も出た。
現役日本人打者としては屈指のパワーを誇り、昨年の日本一に貢献した佐藤選手。掛布氏の叱咤激励を受け、状態を上げることができるだろうか。